家庭でできる温暖化対策の紹介
更新日:2013年2月1日
レッツ!エコライフ(地球温暖化のはなし)
私たちが送っている生活は、とても便利なもの。
モノがあふれていること、夜でも明るく過ごせること、夏には寒いくらいに冷えた部屋のなかで過ごすこと、24時間いつでも冷たい飲料や温かい食べ物が手に入ること、真冬のおうちのなかで薄着でいられること、遠い距離をあっという間に移動できることが当然になっています。
しかし、そのせいで、私たちが暮らす地球はいま大変なことになっているんです。
さぁ、「地球の温暖化」について学んでいきましょう!
地球温暖化とは?
地球の表面には二酸化炭素やメタン、フロンなどの気体が存在しています。これらは温室効果ガスと呼ばれ、太陽光によって温められた地球上の空気が宇宙に放出されるのを防ぐ働きをしており、いままで地球の平均気温を15度程度に保ってきました。ところが、18世紀の産業革命頃から、人類が化石燃料といわれる石炭や石油などを大量に消費するようになるにつれて温室効果ガスの濃度がどんどん高まりました。
その結果、地球の熱が放出されにくくなって、地球全体の気温が20世紀中に約0.6度上昇しました。これが地球温暖化です。もし、これからも人類が今までのような活動を続けるとすれば、21世紀末には二酸化炭素濃度は、現在の2倍以上になり、この結果、地球の平均気温は今より1.4度から5.8度上昇すると予測されています。
温暖化の影響について
たとえば、平均気温が1.4度上昇するとどんな影響があるのでしょうか。なかなか身近なことに感じられないかもしれませんが、これまでの経験では、かつてない猛暑だといわれた年でさえも、平均気温は平年より約1度高かっただけなのです。このように、わずかな気温の上昇によっても大きな影響が現れてくるのです。
温暖化することにより考えられる現象
- 海面の上昇 極地や高山の氷が解けだしたり、海水が膨張して海水面が上昇すると、標高の低い土地や島国は海に沈んでしまう。また、高潮や津波の被害が生じやすくなる。
- 異常気象に襲われる 局地的な大雨や台風の巨大化、干ばつ、冷害、大雪などの異常気象が多く発生して被害が多く発生する。
- 食糧危機 わずかな気温上昇が農作物生産にとって好影響でも、それ以上気温上昇が進むと悪影響が出ると考えられる。食料自給率が約40パーセントと低い日本では、深刻な食糧危機にさらされる。
- 病気が増える 熱帯地方に多かったマラリアやコレラなどの伝染病が日本でも増えると考えられる。
- 生態系への影響 急激な気象の変化に順応できない動植物は、絶滅の危機に瀕することになる。
温暖化を防ぐためには
温暖化をこれ以上進めないためには、温室効果ガスの排出量を減らすことが大切です。
平成17年2月16日に発効された京都議定書においても、日本は、1990年比で2012年までに温室効果ガスの排出を6パーセント削減することが目標となっています。
この目標を達成するためには、国をあげての取り組みが必要になってきますが、なにより、個人の小さな活動の積み重ねが大切です。
温室効果ガスの中でも二酸化炭素は生活のいたるところで排出されているため、二酸化炭素排出量削減のためにはさまざまなアプローチがあります。
省エネ行動
- 省エネ行動 日々の生活の中で、エネルギーのムダ使いをやめたり、グリーン製品や省エネ型の家電製品を選んで購入する。
- 自動車関係 自家用車の利用を控えて公共機関で代用したり、アイドリングストップを実行したり、買い替えの時はエコカーを購入する。
- 3Rの推進 リデュース(商品を長く使ったり、出てくるゴミを減らすこと)、リユース(不要になったものを、形を変えずに繰り返し使うこと)、リサイクル(繰り返し使えないものは、形を変えて、資源として再利用すること)。 この中でも、リデュースが一番大切です。
エコライフの取り組みを実践しましょう
「エコライフ」という言葉を知っていますか。「環境にやさしいくらし」という意味です。
私たちが暮らす、この地球を守るために、さぁ、今日から皆さんもエコライフに取り組みましょう!(エコライフにムリは禁物です。必要なことにはエネルギーを使い、無駄なところを少しずつなくしていきましょう。長く続けることが一番大切なことなのです。)
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