令和3年に守谷市消費生活センターに寄せられた相談
更新日:2022年3月15日
令和3年(1月から12月)に守谷市消費生活センターへ寄せられた消費者トラブルの相談は400件(苦情のみ)ありました。(図1)
その中で今注目すべき消費者トラブル5項目について、事例とアドバイスを紹介します。(図2)
悪徳商法の手口は年々多様化、巧妙化しており、トラブルに巻き込まれていても気づきにくいことがあります。
消費者トラブルを防ぐためにはご家族や近所のかたなど、周囲の人の見守りが必要です。
「何か変だな・・・」「困ったな・・・」と思ったら、一人で悩まずに消費生活センターにご相談ください。相談の秘密は守ります。
定期購入(相談件数21件)
事例(30代女性)
「歯が白くなる!初回980円」という歯磨き粉のSNS広告を見て、試しにと思い購入した。2回目が届いて驚き、サイトに問い合わせたら、4回縛りの定期購入で総額4万円だとわかった。解約したい。
アドバイス
- 注文前に定期購入が条件ではないか確認し、解約・返品の条件なども確認しましょう。格安を強調する広告は、特に気を付けましょう。
- 契約内容や業者に連絡した記録を残しておきましょう。
還付金詐欺(相談件数20件)
事例(70代女性)
市役所を名乗って「医療費の還付金があり、手続きは今日までだ。新型コロナの影響があるので未手続の人に電話をしている。こちらから銀行に連絡するので、銀行の指示どおりにしてほしい」と電話があった。ショッピングモールのATMに行くよう銀行に指示され操作した。明細書を確認したら、49万円を振り込んでいた。詐欺だ。
アドバイス
- 「お金が返ってくるのでATMに行くように」と言われたら、それは還付金詐欺です。
- 還付金に心当たりがあっても、ATMに出向いたり、指示された電話番号にかけたりせずに、役所に確認してください。
- 不審な電話があったら、すぐに警察や消費生活センターにご相談ください。
偽通販サイト(相談件数19件)
事例(50代女性)
SNSで「在庫一掃セール!高級ブランド品が半額で買える」というデパートの広告をタップすると、大手百貨店のロゴマークが入った通販サイトに切り替わった。100万円の高級腕時計が3万円だったので、代金引換で注文した。届いた時計は動かず偽物だった。返品したい。
アドバイス
- 格安の価格で誘い込むのは、偽サイトの典型的な手口なので、疑ってかかりましょう。
- 商品の支払い方法に「銀行振込のみ」や「代金引換のみ」が限定されている場合は、注意しましょう。
- 解約・返品の条件だけでなく、サイトの連絡先等、サイトを隅々まで確認しましょう。
フィッシングメール(相談件数17件)
事例(60代男性)
宅配事業者を名乗って「荷物をお届けに参りましたが、ご不在でした」というメッセージがスマホに届き、URLにアクセスしクレジットカード情報を入力した。他にも何かタップしたかも知れない。
アドバイス
- 記載されているURLにアクセスせずに、自分で調べた電話番号や公式サイトで真偽を確認しましょう。
- URLにアクセスしてしまった場合は、IDやパスワード、暗証番号などの個人情報を入力してはいけません。
火災保険を使った住宅修理(相談件数12件)
事例(80代女性)
「台風で壊れたところはないか、保険を使えば自己負担ゼロで修理できる」とやってきた業者に言われ契約したが、なじみの業者に頼みたくなり、解約を申し出たら「解約料は保険金の50パーセントだ」と言われた。払いたくない。
アドバイス
- 勧誘されてもすぐに契約しないようにしましょう。家族や近所のかたなどに相談しましょう。
- 加入先の保険会社や保険代理店に相談しましょう。
- うその理由で保険金の請求が出来るなど不正行為を信じないようにしましょう。
