中国の会社ワノユメ様からマスクを寄贈していただきました
更新日:2020年6月10日
記念撮影(左から町田教育長、松丸市長、井波さん親子)
令和2年5月15日(金曜)、新型コロナウイルスの感染予防に役立ててほしいと、中国の会社ワノユメ様(注記1)から、マスクを寄贈していただきました。
ご寄贈いただいたマスクは、新型コロナウイルス感染予防のため、教育施設等において、有効に活用いたします。
愛宕中学校にて(左から石井校長、高橋議長)
黒内小学校にて(左から荒井校長、高橋議長)
詳細
寄贈者
ワノユメ
寄贈品
不織布マスク 8000枚
今回の寄贈の経緯
今回頂いたマスクですが、「なぜ中国の会社から?」と思う方もいるかもしれません。実はこのマスク「パンダの恩返しプロジェクト」で守谷市に寄贈されたものなんです。
そこには、このような経緯がありました。
マスクを贈ってくださったワノユメの代表を務めるドキュメンタリー映像のディレクター竹内亮さんと守谷市内在住の井波美由紀さんは、高校の同級生でした。2013年、竹内さんが中国の南京市に移住する際に、送別会を行い、活躍を祈った仲だそうです。
まだ、新型コロナウイルスの存在が騒がれていない昨年の年末、井波さんのご家族(ご主人と息子さん)が、中国へ旅行にいきました。このとき、特に息子さんは、中国のダイナミックさ、進むICTやキャッシュレス化などを見て、いろいろ感じるところがあったようです。しかし、帰国してまもなく、日本でも新型コロナウイルスの影響が広がり、学校に通うこともできなくなり、学ぶことのできない苦しさを知ることになります。
一方、井波さん自身は保育施設で働いており、仕事柄、園児と触れ合うことも多いそうです。自分の職場でも、手持ちのマスクは少なくなり、消毒用アルコールもどんどん減っていきます。また、自分だけでなく他の保護者も、子どもの感染リスクを考えながら、保育施設に子供を預けて、仕事に行っているのだろうと考えたそうです。
そのような状況の中で、マスクは、必需品で大きな存在です。
休校で子どもたちが学校に通えない現状。マスクや消毒液が不足する中でも、必死に仕事を続ける保育施設の現状。そんな中、井波さんは、竹内さんが作った中国南京市で新型コロナウイルスを封じ込める対策を報じた映像を目にしました。井波さんが竹内さんに相談したところ、竹内さんの会社では「パンダの恩返しプロジェクト」の活動を行っており、その呼びかけに応じて中国の教育機関である江芳欧帝科技有限公司(注記2)がマスクを寄贈してくださることになったそうです。
教育機関からの寄贈ということで、先方からも教育施設に届けてほしいとの要望があり、今回、井波さんと市との間に入り調整していただいた、守谷市議会の高橋議長と一緒に、6月8日、まずは黒内小学校と愛宕中学校にマスクを届けてきました。
中国と日本をつなぐ、貴重なマスク。有効に活用していきます。
(注記1)および(注記2)
寄贈者の表記は、実際には中国語の表記になりますが、このページでは、カタカナおよび代替の漢字で表記しています。
