市長就任所信表明(2期目)

更新日:2020年12月14日

令和2年12月定例月議会に際し、これからの市政運営に対する所信の一端を申し上げます。市議会の皆様をはじめ、広く市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。

はじめに、新型コロナウイルス感染症に、日夜、最前線で対応しておられる医療機関の皆様に、心からの敬意を表します。コロナウイルスが一刻も早く終息し、医療従事者、そして全ての皆様が安心して笑顔で暮らせる日々が戻ってくることを、心よりお祈り申し上げます。

そして、新型コロナウイルス感染症により、亡くなられた方々の御冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、り患された皆様にも、心よりお見舞いを申し上げます。

この度、11月8日に執行されました守谷市長選挙におきまして、多くの市民の皆様の御支援を賜り、今後の4年間を再び守谷市長として、市政運営の重責を担わせていただくこととなりました。

市民の皆様からの思いは、これまでの4年間の実績に対する評価と、今後の市政運営に対する様々な期待が込められているものと受け止め、これまでにも増して、全ての市民の皆様に寄り添う市政の実現に、邁進していく覚悟でございます。

令和3年度は、市制施行20周年の節目の年となります。また、第二次守谷市総合計画の最終年度に当たり、将来を見据えた次期総合計画を策定する年でもあります。SDGsの持続可能な開発目標を実現し、誰一人、取り残さないまちづくりを進めていくための、新たな起点とすべき非常に重要な年となります。

近年、市町村においては、少子高齢化や人口減少への対応が必要な時代の到来により、高齢化に伴う医療費増大への対応や生産年齢人口の減少に伴う税収減への対応など、共通した多くの課題を抱えております。本市においても、今後、訪れる少子高齢化や人口減少などに対応するため、高齢者にとって生きがいのある健康的な暮らしの確保とともに、多くの子育て世代に定住していただく施策が急務となっております。

さらには、ICTの急速な進展に対応した先進技術を導入することにより、市民生活の利便性向上に資するデジタルトランスフォーメーションの実現や「スマートシティ」のまちづくりに向けた対応も必要であります。

加えて、新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりにより、多くの事業やイベントが中止・延期され、医療や経済も甚大な影響を受けるなど、「コロナ時代の新しい日常・ニューノーマル」に対応する市政運営も求められております。

このような時代の変化に対応していくためには、今までの事業の進めかたが通用しないことを前提に、課題に対して積極的に取り組んでいく必要があると考えます。

また、多種多様な課題に対する政策展開を進めるためには、前例踏襲主義の廃止や縦割行政の弊害の改善、予算単年度主義の見直しによる予算執行の柔軟な対応の検討など、効果的でスピード感のある経営を実践するとともに、経営資源の有効配分・活用による経営力の強化も必要であります。

私は、4年間の実績にとらわれることなく、コロナ禍によって大きく変わる時代の流れを感じ、今まで以上に大胆に変革を進め、子どもたちの笑顔と未来を確実なものにしていく覚悟を持って臨んでいく所存であります。

2期目の市政運営つきましては、令和2年度の「わくわく子育て王国もりや」の実現に向けたまちづくり、「いきいきシニア王国もりや」の実現に向けたまちづくり、「地域主導・住民主導」によるまちづくりの3本に、「スマートデジタル王国もりや」の実現に向けたまちづくりを加えた4本を柱とし、さらに、財源の創出や豊かな資源の保全、災害に強いまちなどの「王国もりや」の未来創りを加えたフォープラスワン(4+1)の「もりやビジョン」を基に、選択と集中、スピード感を持って取り組んでまいります。

「わくわく子育て王国もりや」の実現に向けたまちづくり

まず はじめに、「わくわく子育て王国もりや」の実現に向けたまちづくりについてであります。

第一に、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制の拡充を目指し、「子育て世代包括支援センター」の増設を進めるとともに、子どもを安心して妊娠・出産できる環境づくりの整備や産後ケアの拡充を推進してまいります。

また、これまで実施していた不妊治療への助成を拡充し、今後はさらに不育治療助成制度の創設に取り組んでまいります。

第二に、保健福祉部の児童福祉課の機能を充実させるため、乳幼児保育等に関する事務を担う課として「すくすく保育課」を、子育て支援や家庭における児童相談に関する事務を担う課として「のびのび子育て課」を新設し、更なる窓口の利便性向上を図ってまいります。

第三に、多様な働きかたに対応できる柔軟な保育サービスの充実を図るため、民間保育所の開設、認定こども園等の増設を進めてまいります。更に、病児及び病後児保育施設の増設やファミリーサポートセンターの機能の充実を図ってまいります。

第四に、市が独自に推進する学校教育改革において、「守谷市学校教育改革プラン」は、文部科学大臣の視察を受けるなど、高い評価をいただいているところでありますが、児童生徒の学びの質の向上や教職員の働きかた改革等に向け、各種改革を、より一層、進めてまいります。

特に、先進的に取り組んでまいりましたICTを活用した教育につきましては、国が推進する「GIGAスクール構想」を受け、児童生徒一人1台の端末等の整備により、教育におけるデジタル化を推進するとともに、支援体制の充実を図り、効果的で質の高いICT教育を実現してまいります。

第五に、子どもたちが安心して通える学校づくりを進め、いじめゼロを目指した「いじめ防止授業」や情報モラル教育を実施するとともに、市独自の「スクールソーシャルワーカー」を配置し、児童生徒と保護者の悩みに対応してまいります。

第六に、学校施設は老朽化が進むとともに、一部地域では児童生徒数の増加による教室数の不足も予測されております。全小中学校の計画的な改修工事を進め、黒内小学校や守谷中学校の校舎増築工事、学校給食センター改築工事により、最適な教育環境の整備を進めてまいります。

第七に、児童クラブについては、公設により整備し運営をしてまいりましたが、今後は、民設児童クラブに対する補助制度を創設し、送迎サービス、夜間までの延長保育や習い事など、付加価値の高いサービス提供も視野に、保護者の皆様の多様なニーズにお応えできる「選択可能な児童クラブ」の環境の提供を進めてまいります。

「いきいきシニア王国もりや」の実現に向けたまちづくり

次に、「いきいきシニア王国もりや」の実現に向けたまちづくりについてであります。

第一に、後期高齢者の増加に伴い、要支援・要介護認定者が増加している現状を踏まえ、要介護状態への移行を可能な限り遅らせるため、介護予防の取組を強化してまいります。特に、「フレイル予防」については、地域の公園等の身近な場所を活用し、高齢者が自主的に取り組めるような環境づくりを推進してまいります。

第二に、シニア世代の皆様が健康づくりのため、スポーツやトレーニング等に取り組めるよう運動習慣の定着化を推進してまいります。

また、体育協会の法人化や近隣自治体との連携により、スポーツに関する体制の強化を図り、市民の皆様が個々の適性やライフステージに応じてスポーツに親しむことができるよう、多様なニーズへの対応を可能にしてまいります。

「地域主導・住民主導」によるまちづくり

次に、「地域主導・住民主導」によるまちづくりについてであります。

第一に、地域の理想を実現させるため、各地区まちづくり協議会の活動をより充実させ、まちづくり協議会と市が定期的に意見交換を行ってまいります。

また、協働で地域の活性化・課題解決に取り組む人的支援を強化するとともに、「事業提案制度」の活用促進や「まちづくり協議会活動支援分野別交付金」の導入により、財政支援の強化を進めてまいります。

さらに、市民の皆様にとって、最も身近な自治会・町内会の必要性や重要性を、市民の皆様と市がお互いに再認識し、市内158自治会・町内会の情報交換の場として「自治会・町内会まるごとミーティング」を新しい日常に配慮しながら開催し、活動を活発化させてまいります。また、自治会・町内会とまちづくり協議会をつなげることで、活動における連携強化を図ってまいります。

そして、市内における公益活動を促進するため、市民活動支援センターをはじめ、様々な公益活動団体とともに、新たな支援体制の構築を目指してまいります。

第二に、「地域主導・住民主導」によるまちづくりを更に加速させるため、市政運営の主体である市民・議会・行政それぞれの役割を明確にし、まちづくりを進めていく上での基本的な理念となる「まちづくり基本条例」の制定を進めてまいります。

第三に、各小中学校において、まちづくり協議会との連携・協働体制により「(仮称)地域人材ボランティアバンク」を創設し、市民の皆様が地域において継続的に幅広く活躍できる体制を確立してまいります。そして、新たな人材発掘・人材活用を図るなど、学校を核としたまちづくりを進めてまいります。

第四に、まちづくり協議会については、地区ごとの「地域福祉活動実行委員会」が進展して、まちづくり協議会設立の準備が進められました。現在では9地区のまちづくり協議会が設立され、福祉部門の活動以外においても順調に活動をしていただいております。

今後の地域福祉の推進につきましては、守谷市地域福祉計画や地域福祉活動計画に基づき、市、社会福祉協議会、各地区まちづくり協議会の三者が連携し、市民誰もが安心して幸せに暮らすことができる、お互いに支え合いや助け合いができる地域づくり、福祉のまちづくりを進めてまいります。

第五に、障がいのあるかたや認知症のかた、一人暮らしの高齢者等が、地域の中で安心して暮らせることを目指し、地域福祉の課題を解決するための支援を、各地区まちづくり協議会等と連携しながら推進してまいります。

「スマートデジタル王国もりや」の実現に向けたまちづくり

次に、「スマートデジタル王国もりや」の実現に向けたまちづくりについてであります。

第一に、今日のデジタル技術の進歩は目覚ましいものがあり、行政においてもICTを活用し、住民サービスの向上を図ることが必要不可欠であります。「スマートシティ」を目指した業務改善を積極的に進めるため、新たに「デジタル戦略課」を設置し、AI-OCRやRPAの導入などを積極的に進めてまいります。また、地域活性化のためのデジタル地域通貨の検証を進めるとともに、市民ニーズの把握や迅速な対応のため、市民生活総合支援アプリ「もりんふぉ」の更なる機能の強化を図ってまいります。

第二に、公立保育所の保育士等の負担軽減を図るため、ICTの導入を推進していくとともに、SNSを活用した保護者との円滑な連絡体制、連絡帳のデジタル化による情報の共有化を進めてまいります。

また、事務作業の負担が大きい保育所入所選考事務についても、ICTの導入により、作業負担の軽減を図るとともに保護者への入所決定通知の迅速化など市民サービスの向上を図ってまいります。

第三に、上下水道全施設の設備台帳や固定資産台帳について、マッピングシステムとの連携を進め、公営企業会計の資産データを一元管理し、効率的なストックマネジメントを推進してまいります。

第四に、新しい働きかたの推進や雇用の場を創出するため、テレワーク等が可能なコワーキングスペースやモバイルワーク環境の整備を進め、働きながら子育てができる職住近接のまちづくりを推進してまいります。

「王国もりや」の未来創り

さらに、プラスワンの「王国もりや」の未来創りについてであります。

第一に、財源の創出 としまして、まず、ふるさと納税の更なる充実を図るため、事業者の皆様の理解と協力を得ながら返礼品となる地場産品の拡充を進め、様々な広告媒体を活用し全国に守谷市の魅力ある返礼品をPRしてまいります。また、返礼品等の拡充により頂いた寄附金は、市民の皆様のために重点施策等に有効に活用してまいります。

次に、新守谷駅周辺のまちづくりについて、業務代行方式による組合土地区画整理事業による守谷らしいグリーンインフラの実践や、産業、商業、住宅の複合型土地利用を目指すとともに、地権者等の協力の下に事業を支援し、職住近接のまち・副次拠点の実現を図ってまいります。

次に、常磐自動車道へのアクセス向上を図るため、令和8年度の開通を目指し、「(仮称)守谷サービスエリアスマートインターチェンジ」を事業化してまいります。また、交通の利便性が向上する周辺地区において、複合産業系への土地利用の転換を図るため、土地区画整理事業による整備を進め、市内の産業系の充実、雇用の創出を図ってまいります。さらに、その関連事業として、都市軸道路利根川架橋や供平板戸井線の整備を促進してまいります。

さらに、令和元年度に持続可能なまちづくりを目指して策定した「守谷市 立地適正化計画」において、都市機能誘導区域に設定した守谷駅周辺地区について、魅力ある拠点性の高いエリアに育成するため、賑わいの創出を図る施策を推進してまいります。

第二に、豊かな資源の保全についてであります。

社会情勢や市民ニーズの変化に対応するため「守谷市緑の基本計画」の改定を進め、都市の自然環境、生物の多様性の保全、守谷らしいグリーンインフラ整備を図ってまいります。また、誰もが利用しやすい公園緑地整備のため、守谷沼と北園森林公園に加え守谷城址公園、守谷野鳥のみちの充実を図るとともに、愛宕谷津の一団の樹林地の保全を推進してまいります。

そして、残していかなければならない守谷の緑や良好な景観の形成を図るため、保存緑地・保存樹木の指定基準を見直すとともに、緑を大切に考えるかたが資金を出し合って緑を買い取るなどの仕組みも検討してまいります。

さらに、利根川の稲戸井調節池の整備に伴い、河川区域の多目的な利用を進めてまいります。

次に、市の農産物のブランド化による高付加価値化の取組を支援するとともに、加工・販売等と連携した6次産業化を促進してまいります。また、特産物などの地産地消を推進するため、直売所等の販路拡大を支援してまいります。

次に、公共施設につきましては、日常の維持管理や定期的な点検・診断を適切に行うなど、予防保全的な維持管理や計画的な修繕・改修を徹底し、公共施設の長寿命化を推進してまいります。また、公共施設の管理において、各施設の維持管理などを一括して管理し、効率的・効果的な管理運営が行える「公共施設包括管理業務」の実施に向けた検討を進めてまいります。

さらに、人的資源の育成でありますが、市民の皆様の様々なニーズに応えていくためには、職員一人一人が持てる能力を十分に発揮することが重要であります。職員の能力や仕事ぶりを評価し、それを本人にフィードバックすることにより、職員の能力開発、人材育成を図り、職員の自主性と積極的な挑戦意欲を醸成する新たな「人事評価制度」を構築してまいります。

第三に、災害に強いまちについてであります。

首都圏直下型地震や茨城県南部地震が、今後、非常に高い確率で発生することが予想されており、また、近年における台風等の風雨による災害が甚大化する中で、避難所の環境整備が急務となっております。このため守谷市においては、防災倉庫内の備蓄品の充実を図るとともに、避難所の電源確保や体育館等への空調設備の整備などを推進してまいります。

以上、私の所信の一端を申し上げましたが、未来世代に自信と誇りを持って引き継ぐことのできる守谷市にするため、心血を注ぐ覚悟でございます。なお、これらの施策を実現するためには、議会の皆様をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力が不可欠であります。今後とも格別なる御支援、御協力をお願い申し上げまして、これから4年間の市政運営に関する所信表明といたします。

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