2011年度 アーティスト・イン・レジデンス
更新日:2017年6月6日
2011年度アーティスト・イン・レジデンスには、55の国・地域から174名の応募がありました。
今年度の滞在アーティストとして選ばれた外国人アーティストは3人。日本人ゲストアーティスト1人を加え、9月から12月にかけての90日間、地域と交流しながら創作活動に取り組みました。
招へいアーティスト
ワイ・クエン・フイ
プロフィール
香港出身 1973年生まれ 男性
「起こりえない事、あり得ない事」に焦点を当てた活動をしている。可能/不可能という不動の事実認識に別の視点をもたらす試み。
滞在中の作品
古代宇宙論に関する作品に、日本の神話や宇宙観を加え、発展させた制作活動を行いました。
ヴォイチェフ・ギレヴィチュ
プロフィール
ポーランド出身 1974年生まれ 男性
主に絵画・デザイン・写真の分野において、絵画的な技法を用いながら、公共を現場として制作活動を行う。
滞在中の作品
公共の場における絵画とビデオのプロジェクトを行いました。
ファザル・リズヴィ
プロフィール
パキスタン出身 1987年生まれ 男性
彼の作品は、すべて自身の家族にまつわるものとなっている。そこから引き起こされる痛みや束縛に向かってしまう家族という集団に対する批判のようにもみえる。ただ、家族という単位に対する批判というだけのものではなく、同時に懐かしいものであり、そしてあきらかに彼にとっては放置してはおけない存在でもある。
滞在中の作品
守谷市在住のある家族のお宅にホームステイし、日本とパキスタンとの社会や考え方の違いを体験。また、被災地のアルバム等を使用した作品も制作しました。
日本人ゲストアーティスト
西尾 千尋
プロフィール
1979生まれ 女性
東京芸術大学音楽環境創造科卒業後、東京大学学際情報学府修士課程を修了。ビデオカメラによる映像、ドローイング、録音、それぞれを組み合わせたインスタレーション作品を制作。大きすぎる、あるいは小さすぎる、遠すぎる、知覚のできない、とらえがたい「変化」そのものをとらえようとする。
滞在中の作品
制作スタジオ内で「何か」をおこない、その過程をUSTREAM、YOUTUBEなどの映像メディアを使って公開。アーティスト自身の身体が動くということ自体を痕跡として残すような振る舞いを探りました。
公募の選考を行った審査員
予備選考
- アーカスプロジェクト実行委員会
- 遠藤水城(インディペンデント・キュレーター)
最終選考
- エミリアーノ・ガンドルフィ(イタリア/オランダ在住)建築家、キュレーター、Cohabitation Strategies 共同設立者
- ハナ・マシューズ(オーストラリア)Australian Centre for Contemporary Art アソシエイト・キュレーター
- フリオ・セサール・モラレス(メキシコ)アーティスト、Queens Nails Projects and Yerba Buena Center for The Arts キュレーター
アーカスプロジェクトに関するお問い合わせ
アーカススタジオ
守谷市板戸井2418 もりや学びの里 内
火曜日から土曜日 午前10持から午後6時
(日曜日・月曜日・祝日は休館 /月曜日が祝日の場合は火曜日が振替となります。)
電話:0297-46-2600
Eメール:arcus@arcus-project.com
