浅利磨海さん（守谷高校 陸上部 ハンマー投選手）

目指すは世界。

今回ご紹介するのは、陸上競技ハンマー投で、昨年8月のインターハイ（全国高校総体）で優勝、10月の鹿児島国体でも優勝に輝いた、守谷高校3年生の浅利磨海さん。
11月には日本陸上競技連盟が選出する、U20オリンピック育成競技者にも選ばれました。

中学校の時は野球部に所属。高校で陸上部に入り、まず始めたのは短距離走でしたが、当時の顧問からの勧めによりハンマー投を始めたそうです。そんな浅利さん、とても負けず嫌いなようで、一番悔しかったことを伺うと、「高校2年生の時に出場した関東高校総体でインターハイ出場を逃したことが人生で一番悔しかったです」と話してくれました。その経験から約1年でしっかりと実力を伸ばし、昨年夏には、見事大会新記録でリベンジを達成！　驚くのは、その成長幅の大きさ。高校1年生の頃に初めて出た大会では37メートル81センチメートルの飛距離でしたが、昨年のインターハイでは大会新記録の66メートル74センチメートルということで、約30メートルも記録を伸ばしています。中学1年生は当時156センチメートルだった身長も、今では185センチメートルと体格も大きく成長しました。

ハンマー投の難しさを伺うと「一つ一つの動きが細かいので、少しでもハンマーの角度がずれると飛ばせる距離が全然変わってしまう。そこを調整するのが難しいです」。参考にしている選手を聞くと「室伏選手の動画を見ています」とのこと。
プロアスリートのような風格でインタビューに答えてくれていましたが、休日は友達とご飯やカラオケに行くなど、高校生らしい一面も。

この4月からは大学生となり、新たなステージでハンマー投を続けるそうです。「目指すは4年後のロサンゼルスオリンピックです」と将来の夢も話してくれました。今後の活躍が楽しみです。