北昌策さん(前川製作所 守谷工場)

更新日 令和6年4月10日

北昌策さんの写真

モノづくりの楽しさを伝えたい。

54年前、守谷がまだ町の頃から稼働している前川製作所守谷工場。今回は、同工場の圧縮機製造部門で働く北さんにお話を伺いました。「圧縮機」とは、身近なところでは冷暖房や食品を冷凍冷蔵する際に使われている、装置の心臓のようなもの。スケートリンクの製氷も、前川製作所の技術が使われているそうです。そんな圧縮機の製造において、社内数千人の中でも優れた知識と経験を持つ数名のみが認定されるという、「マイスター資格」を持つ北さん。

北さんが入社し、最初に守谷工場に配属されたのが50年前のこと。「守谷は昔よりずっと住みやすくなりました。ふれあい道路がなかったですからね(笑)牧場もありましたよね」と守谷にも詳しい様子です。
国内のみならず長期にわたる海外勤務を経験し、約30年前に守谷工場に戻ってきました。今ではその豊富な経験から、工場内はもちろん、全社でも頼りにされる欠かせない存在となっています。

今まで大変だった経験を伺うと「ベルギーに赴任していたときに、フランスのビール工場から夜中に故障の連絡を受け、車で4時間かけて修理に急行したこともありました。冷蔵倉庫が故障すると中のものが全て傷んでしまうので、時間との闘いです」と話してくれました。それでも、現場の関係者から直接感謝の言葉を伝えられて嬉しかったのを覚えているそうです。

現在は後進の育成にやりがいを感じている北さん。次の世代を育てる上で大切にしていることは、「モノづくりは楽しい」と伝えること。困りごとにアドバイスはしますが、なるべく自分自身で考え行動させることを大切にしているそうです。私たちに取材のため工場内を案内してくれたときも、若手社員から気さくに声を掛けられていて、後輩から慕われている様子が垣間見えていました。


工場内で冷蔵、冷凍技術を支える圧縮機が組み立てられている写真

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