蚊の発生防止対策
更新日 令和6年2月27日
蚊の発生防止について
蚊は耳ざわりな羽音や刺されることで強いかゆみが生じるなどの不快感を与えるだけでなく、感染症を媒介することがあります。
蚊が媒介する感染症を未然に防ぐには、普段からの対策が必要です。
蚊の生態や発生場所などを知ることにより、家の周りから発生源をなくすよう心がけましょう。
蚊の発生場所
蚊は、卵から成虫になるまで水中で生活します。
ちょっとした水たまりがあれば、場所を問わずに卵を産むことができます。
水たまりができやすい場所
主な発生場所
- 雨水枡や排水枡
- 側溝や雨どいの詰まり
- 植木鉢の受け皿、放置されたジョウロやバケツ
- シートのたるみ(自転車の雨よけシート、防草シート、ブルーシートなど)
- ポイ捨てされた空き缶、空き瓶
- 古タイヤの周り など
蚊の一生
卵を水面に産み、水中で幼虫(ボウフラ)、さなぎ(オニボウフラ)となったのち、成虫になります。
成長速度は外部環境に影響され、一般的に気温が高ければ速く、低ければ遅くなります。
成虫は約1か月生きますが、この間にメスは吸血と産卵を3回から4回繰り返します。
- 卵:1日から2日
- 幼虫(ボウフラ):6日から7日
- さなぎ(オニボウフラ):2日から3日
- 成虫:1か月
蚊の主な種類
アカイエカ(イエカ属)

特徴
色
全身が赤褐色である。
大きさ
約5ミリメートル
主な発生源
下水道・浄化槽など、中程度の水源
その他
主に夜間に吸血する。成虫のまま越冬できる。
ヒトスジシマカ(ヤブカ属)

色
体の中央に白い縦線があり、脚は縞模様。
大きさ
約4ミリメートルから5ミリメートル
主な発生源
小型容器、雨水桝などの小さな水源
その他
主に早朝から夕方にかけて吸血する。成虫は越冬できない。
蚊が媒介する主な感染症
ウエストナイル熱
ウエストナイルウイルスを保有する蚊に刺されると感染します。主にアフリカ、ヨーロッパなど広い地域で発生しています。
海外帰国者の感染例はありますが、日本国内での感染例はありません。感染しても、ほとんどの人が無症状ですが、約20パーセントの人が発症するといわれています。3日から15日の潜伏期ののち、発熱、頭痛、筋肉痛などの症状があらわれます。
媒介蚊はアカイエカヒトスジシマカなどで、通常、人から人への直接感染はありません。
デング熱
デングウイルスを保有する蚊に刺されると感染します。主に熱帯、亜熱帯地方で発生しています。
2日から15日の潜伏期間ののち、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛などの症状があらわれます。
媒介蚊はヒトスジシマカなどヤブカ属で、人から人へ直接感染はありません。
蚊を発生させない、蚊に刺されないためには
蚊を発生させないためには
- 不要な水たまりをなくすよう心がけましょう。
- 水をなくせない場合には、定期的に掃除をしたり、こまめに水を入れ替えたりしましょう。
- 水が取り除けない排水桝や雨水桝などには、蓋の隙間をふさぎましょう。
蚊に刺されないためには
- 家への侵入を防ぐため、出入りは素早く行い、網戸や窓などをしっかりと閉めましょう。
- 蚊の多いところ、蚊の多い時期に外出をするときには、肌の露出が少ない服装にしましょう。
- 蚊の多いところ、蚊の多い時期に外出をするときには、忌避剤(虫除けスプレー)を使用しましょう。
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