豊かなスポーツライフ 年代別スポーツの楽しみ方
更新日 令和6年1月23日
「健康」は夢をかなえるためのひとつの資源です。
健康で文化的な生活を送るためにはライフステージに合わせた体力づくりが必要です。
体力づくりのヒントとして、ライフステージごとの「スポーツ活動の特徴」「運動・スポーツの楽しみ方」「体力づくりの内容」を紹介します。
「参考」文部省(現 文部科学省)保健体育審議会答申
年齢区分は目安となっています。
幼児期(0~5歳)・学童期(6~12歳)
スポーツライフのポイント
多様な遊びやスポーツを!
幼児期・学童期の遊びやスポーツ活動
幼児期は人格形成の基礎となる時期であり、心身ともにめざましく発達する時期です。
この時期に、生涯にわたって健康や体力を保持増進していくための基礎を養い、健康的な生活習慣を身につけることが重要です。
学童期は、学校・地域・家庭での様々な遊びを中心とした運動・スポーツにより、基礎的な体力や運動能力を身につけることが重要です。
運動・スポーツの楽しみ方
スポーツの楽しさや喜びを味わうには簡易なルールでゲーム性に富んだ内容の工夫を図りましょう。また、調整力を高めるためには、リズミカルで全身的な運動を親子や友達と工夫したり、協力して行いましょう。
楽しみ方のポイント
- 屋外の遊び場、身近な公園や豊かな自然環境で、親子のふれあいや仲間との交流を深めましょう。(幼児期)
- 走る・跳ぶ・投げるなどの全身運動を伴う遊びを楽しみましょう。(幼児期)
- 生涯にわたって継続して取り組むスポーツとの出会いができる機会を持ちましょう。(学童期)
- 健康を増進し、成長発達を促していくため、バランスのとれた基礎的な体力を身につけましょう。(学童期)
- 様々なスポーツを経験しましょう。(学童期)
体力づくり(有酸素的運動)の内容
- 走動作を含む外遊び(幼児期)
- 水泳(学童期)
- 走動作を含むスポーツ(学童期)
少年期(13~18歳)・青年期(19~30歳)
スポーツライフのポイント
可能性に向かってスポーツを!
少年期・青年期のスポーツ活動
少年期は、多様なスポーツを体験し、生涯にわたってスポーツに親しんでいけるようなスポーツ習慣を形づくっていく時期です。
また、心身とともに、子どもから大人へと移り変わる時期であり、心身の成熟とともに人間形成からみても大切な節目の時期でもあります。
青年期は、筋力・持久力・瞬発力などの身体機能が最もピークに達する時期であり、スポーツ活動の進歩が著しい時期です。
体力が充実し、高度な技術を身につけることや、より高いレベルを目指し、それぞれの限界に挑戦することが可能であり、競技を中心としたスポーツライフを送る時期でもあります。
また、身体機能が最高に充実する時期ですが、学校の卒業や就職という生活の変化により、継続的なスポーツ活動の機会が減少することもあり、環境の変化に対応した新たなスポーツ習慣を形成することが必要になります。
運動・スポーツの楽しみ方
自らの興味・関心に合ったスポーツを生涯にわたって継続的に行えるようにするには、学校での運動部活動やサークル活動はもとより地域のスポーツクラブ等に積極的かつ自主的に参加しましょう。
楽しみ方のポイント
- 興味・関心のある様々なスポーツを経験しましょう。(少年期)
- スポーツの意義や特性などに関する理解を深め、スポーツをする習慣を身につけましょう。(少年期)
- 日常生活の様々な場面で運動・スポーツを実践し、体力の向上や健康の増進を図りましょう。(少年期・青年期)
- 部活動を通して、競技スポーツに取り組んでみましょう。(青年期)
- 職場・地域でのスポーツ活動に積極的に参加しましょう。(青年期)
- 競技力や技術レベルの向上を目指しましょう。(青年期)
- トップレベルのスポーツ大会を観戦するなど「みるスポーツ」の楽しさをより多く経験し、スポーツに関する総合的な教養を高めましょう。(青年期)
- スポーツ大会のスタッフとして活動するなど「支えるスポーツ」の楽しさを経験してみましょう。(青年期)
体力づくり(有酸素的運動)の内容
- ウォーキング
- ジョギング
- 水泳
- 走動作を含むスポーツ
壮年期(31~44歳)
スポーツライフのポイント
生活リズムに合わせた運動・スポーツを!
壮年期のスポーツ活動
この時期は、社会人として時間的制約も多くなり、一般的には運動・スポーツ活動から遠ざかる時期になります。
身体面では、体力や運動能力が緩やかに低下を始め、社会人又は家庭人として新たなライフステージを迎える時期にあたります。
また、女性は結婚、出産、子育てが始まる時期でもあり、生活の変化によりスポーツを行う時間の確保が難しくなる時期です。
仕事や家事の比重が増え、自由な時間を確保することができない場合が多くなることから、意識的に運動・スポーツ活動を行えるよう努めることが必要になります。
運動・スポーツの楽しみ方
週休2日制の広がりの中で、ウィークエンドを活用するなどスポーツを主体的に生活に根付かせていくとともに、ファミリースポーツを実践したり、家族や仲間とで海、山などの自然の中で様々な活動を楽しみましょう。
スポーツから離れる傾向が顕著となり、肥満傾向も増加してくることから、ウォーキングやジョギング、水泳などの運動・スポーツ活動や筋力トレーニングなどに取り組んでみましょう。
楽しみ方のポイント
- 健康的なライフスタイルの基礎となる運動・スポーツや栄養、休養などの必要性を理解しましょう。
- 地域や職場、総合型地域スポーツクラブに参加するなど、仲間や友人とのスポーツ活動を楽しみましょう。
- 家族とのふれあいを大切にし、家族みんなでスポーツ体験や自然体験を楽しみましょう。
体力づくり(有酸素的運動)の内容
- ウォーキング
- ジョギング
- サイクリング
- 水泳
- 走動作を含むスポーツ
中年期(45~64歳)
スポーツライフのポイント
楽しみながら運動・スポーツを!
中年期のスポーツ活動
この時期は、身体的には40歳頃から視力が低下したり、体脂肪が高くなる傾向が見られ、女性では骨量の急速な減少が進み始めます。
一方、社会的には仕事や地域での活動をはじめとして、様々な役割を担う時期でもあり、忙しさも増してくることから、運動・スポーツ活動から遠ざかり、生活習慣病に悩まされる人が増えてきます。
運動・スポーツの楽しみ方
配偶者や家族、仲間との交流を楽しみながら運動できるウォーキングやジョギング、サイクリングのほか、軽スポーツ、水泳などに取り組んでみましょう。
楽しみ方のポイント
- 健康で豊かな生活のため、継続して実施できる運動・スポーツを実践しましょう。
- 家族や仲間との交流を楽しむことができるような運動・スポーツを始めましょう。
- 健康診断を受診し、自らの健康管理を行いながら運動・スポーツに親しみましょう。
体力づくり(有酸素的運動)の内容
- ウォーキング
- ジョギング
- サイクリング
- 水泳
- 走動作を含むスポーツ
前期高齢期(65~74歳)・後期高齢期(75歳以上)
スポーツライフのポイント
体力に応じた運動・スポーツを!
高齢期のスポーツ活動
高齢期は、ライフスタイルの違いにより個人差が見られますが、加齢に伴い身体的な衰えが顕著となるとともに、体力・運動能力が低下し、疲労回復に時間がかかり体温調節機能も弱くなってきます。
しかし、個人の自由時間を有効に活用し、運動・スポーツ活動を楽しむことのできる時期であり、人生の中で最も多くの自由時間を持つことができる時期でもあります。
また、健康に対する不安や一人暮らしによる孤独感に陥らないためにも、自ら健康づくりに心がけ、主体的に行動することが大切です。
運動・スポーツの楽しみ方
家族や仲間、世代間を超えた人々とスポーツや趣味を通じて積極的に交流を図りましょう。
また、自らの健康づくりに心がけるとともに体力の衰えを防ぐためにも、楽しみ方を工夫し、主体的に運動・スポーツに親しみましょう。
楽しみ方のポイント
- 日常生活の中で、栄養バランスがとれた食事を心がけましょう。(前期高齢期)
- 疲労が残らない程度に、継続的に適度な運動・スポーツを実践しましょう。(前期高齢期)
- スポーツや趣味の活動を通じて、仲間との交流を深め、スポーツ活動やボランティア活動に積極的に参加しましょう。(前期高齢期)
- 日常生活の中で行う掃除などの家事も運動の一つとして、軽度な運動の機会を増やすようにしましょう。(後期高齢期)
- 仲間や世代間を超えた人々と交流を持ち、地域におけるスポーツ・レクリエーションの場に参加したり、ボランティア活動や趣味のサークルに積極的に出かけていきましょう。(後期高齢期)
体力づくり(有酸素的運動)の内容
- ウォーキング
- 水泳
- 歩行動作を含むスポーツ
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