食べてニコニコ 学校給食
更新日 令和8年1月21日
子どもたちの食生活の乱れによる偏った栄養摂取、極端な偏食による肥満や痩身、孤食など、「食」に関する問題が深刻化してきています。
子どもたちの身近な「給食」が作られる様子から、生産者の想い、子ども食堂の取り組みなど、「食」についてさまざまな視点から考えます。
おいしく食べて、ニコニコしてますか?

給食は好き?
「給食」といえば、楽しみな時間だった大人も多いのではないでしょうか。そして今、現役の子どもたちは給食をどのように捉えているのでしょうか。令和6年7月に市内公立小中学校約4,700人を対象に実施したアンケート結果から見ていきます。
給食は好きですか?

今も昔も変わらず、給食はうれしい時間ですね。栄養教諭である私たちも作りがいがあります!
おかずはおいしいですか?

おいしく食べてもらえるよう試作を重ねたメニューや、季節・伝統にまつわるメニューなど、食に興味を持ってもらえるよう工夫しています。
給食は残さず食べていますか?

学年が上がるにつれて残さず食べてくれる人が増えています。成長に合わせて食べる量が増えていることや、好き嫌いが減ることもありますね。
特に残してしまうものは?

残してしまう理由で最も多かった回答は、「苦手なものがあるから」で約4割となっています。特に野菜類が多いようです。野菜類はビタミンや食物繊維など、体の調子を整える栄養素が多く含まれているので、毎食食べてもらいたい食材です。自分で野菜を育てたり、料理などの体験活動によって子どもたちの食材への興味が高められることが分かっています。給食センターでは、動画で地域の農家さんの紹介や、学校の指導に合わせた献立を提供するなどの工夫をしています。「食」について学ぶ機会が、好き嫌い解消のヒントになるかもしれません。
手作りを味わう
手作りルウのスパイスカレーができるまで
給食のカレーは、何度も試作を重ね、ターメリックやローリエなどオリジナルブレンドのスパイスを加えてルウから作っている本格派。大きな鍋でじっくり作り、献立を考える栄養士から料理を担当する調理師まで、みんなの子どもたちへの想いもブレンドされています。
手作りは手間がかかりますが、やっぱりおいしいので、たくさん食べてくれますね。栄養もいっぱいです。
イカフライも衣から付けていたり、サラダもドレッシングを作ったり、手作りのメニューが多いのが特徴です。子どもたちが安心して食べられるよう、毎日全力で作っています!

子どもたちと一緒に給食センターの見学に行ってきました。
「食」を生産する
「食」を大切にできる大人に
当たり前のように私たちの身近にある「食品」。スーパーに行けば、野菜や肉、米など、さまざまな食品がいつでも手に入るため、つい食べ物のありがたみを忘れがちになってしまうことも。
今回は、市内でキャベツ畑を営む「アイアグリファーム守谷」の渡部さんに、生産にまつわるお話を伺いました。

キャベツの生産量は?
市内15ヘクタールの畑で、年間約700トン以上のキャベツを作っています。キャベツ1個が1~2キロありますが、作付株数に換算すると70万株以上になります。
市内はもちろん、関東圏の食品工場などへも出荷しています。
こだわりのキャベツ
学校給食にも使っているこのキャベツは、安全安心な品質であることを第一に育てており、JGAP(食品安全、労働安全、人権福祉など持続可能な農場経営に取り組む農場に与えられる認証)も取得しています。
包丁で1個ずつ収穫していますが、その際、キャベツの外側の葉を丁寧に剥いて、害虫や傷みがない状態で出荷しています。
そして、収穫したキャベツの鮮度にもこだわっています。収穫したキャベツは、出荷まで冷蔵庫に入れて保管しますが、給食センターや市内飲食店などには、まさに獲れたての新鮮な状態での提供に努めています。

食べられるようになるまでは?
年2回、初夏と秋冬に収穫できるよう植えています。品種によって全く異なりますが、種からおよそ90日以上、品種によっては越冬させて半年ほどかけて食べられる大きさに成長させていきます。
もちろん、植えた後もしっかり手入れをしないと、おいしいキャベツには成長してくれません。特に害虫による被害を防ぐため、雑草を取り除くことには苦労します。キャベツとキャベツの間は機械で刈ることが難しいため、広大な畑を手作業で除草していく、気の遠くなる作業です。現在ではこういった除草作業も機械化が進んでおり、最先端の技術検証、実用化にも取り組んでいます。
顔が見えて安心
日本は、いつでもスーパーに全国の食品が並ぶようにしていますよね。でも実は、全国から集めるための輸送や保管にコストがかかり、たくさんの無駄が発生しているんです。だからなるべく、近くで調達したものを鮮度がいいうちに食べる人へ届けるということが大事だと思います。
そして、給食のように、消費者も生産者もお互いに顔が見えるほうが、安心して食べる、食べてもらうことができますよね。地産地消の取組を増やすため、白菜や玉ねぎなど、他の野菜作りにも挑戦したいと思っています。
キャベツにも品種がある?
キャベツはどれも同じと思われがちですが、実は成長する早さが異なる品種のキャベツを1作で8から10種類程度育てています。
出荷する量を安定させるための工夫です。味も品種によって少しずつ違うんですよ。
食べられるのは当たり前?
飽食の時代では、農作物は「安く安全に食べられて当たり前」と認識されがちですが、実際にはものすごく手間をかけて作っています。
子どもたちには地元の野菜を食べることを通じて、農家さんがどうやって作っているのか、調理をする人も含めて、こんなに時間と手間暇をかけて食卓に並んでいるということに、想いをはせてほしいですね。そうすると、自分が大人になったときに、食を大切にできると思うんです。
「食を大切にする」風土が高まれば、農家さんたちが前向きに生産でき、子どもたちも次の担い手になりたいと思ってくれるようにもなると思います。
「食」への理解を深め、おいしく食べてほしいですね。
取材の様子はSNSでも紹介しています。
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令和6年10月9日 一面に広がるキャベツ畑(守谷市公式インスタグラム)(外部リンク)
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令和6年10月9日 先日広報の取材で、市内でキャベツを栽培しているアイアグリファーム守谷さんの畑に取材に伺いました。(守谷市公式インスタグラム)(外部リンク)
教えて栄養士さん!

なぜ好き嫌いが起きるの?
好き嫌いは、人間の成長過程において自然に起こる現象です。子どもは大人に比べて味覚が敏感で、味に対する感じ方が異なります。甘未、塩味、うまみは、生命維持に欠かせないエネルギー源や栄養素の存在を示すため、好まれやすい味です。一方、酸味や苦味は腐敗や毒物の存在を知らせる味なので、本能的に避けられる傾向があります。
好き嫌い克服のヒント
生では食べられなくても、いためたり上げたりすると食べられることも。そして、食事の場は、みんなで楽しい雰囲気に。大人がおいしそうに食べている姿を見せることも効果的です。
また、野菜を育てたり、食材の買い物に行ったり、一緒に料理をしたりして、食に関する体験をたくさんさせて、食への興味を引き出してあげること。自分が関わった料理は、よりおいしく感じられるはずです。
苦手な食べ物を食べられるようになるには時間がかかることもあります。焦らずゆっくり、あたたかく見守りましょう。
給食のこだわりポイント
「だし」にこだわっています
守谷市の給食は「だし」にもこだわっています。だしの素材はすべて国産を使用し、鰹節はおそば屋さんのような「厚削り鰹節」です。令和6年度からはとりガラを使った「とりガラスープ」の提供も始めました。だしを上手く使うと、少ない塩分でもコクが出ておいしいスープになります。
子どもたちの声から誕生! 揚げパン
子どもたちの声から誕生する給食もたくさんあります。新しい給食センターになり、給食のアンケートなどで「揚げパンが食べたい」という声があり、揚げる温度、砂糖の種類、量など何度も試作を重ねて誕生しました。たくさんの人が食べられるように、牛乳や卵を使わない揚げパンです。
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