熱中症を予防しましょう

更新日 令和6年1月23日

熱中症に注意しましょう!

熱中症は、高温多湿な環境にいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をいいます。屋外だけではなく室内でも起こり、大量の発汗、吐き気や倦怠感などの症状が現れます。

5月~7月

だんだん暑くなってくる季節です。暑さに慣れていないので熱中症になりやすい時期になります。無理をせずに休息をとりましょう。

8月

危険な暑さが続きます。イベントが多い時期になるので、人混みのなかでは十分な注意が必要です。

9月~10月

残暑厳しい季節です。油断せずに体調を整えながら過ごしましょう。

熱中症の予防方法

暑さを避けましょう

  • 天気予報を参考にし、暑い日や時間を避けて外出や行事の日時を検討しましょう。
  • 冷房を入れる、扇風機も利用しましょう。
  • 日傘や帽子を使い、直射日光を避けましょう。
  • 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用しましょう。

こまめに水分を補給しましょう

  • のどが渇く前に水分補給することを意識しましょう。
  • 室内でも家の外でもこまめに水分補給をしましょう。
  • 汗をかいたときには、塩分の補給も大切です。
  • アルコール飲料は尿の量を増やし、体内の水分を排泄してしまうため汗で失われた水分をビール等で補給しようとする考えは誤りです。

体調管理に注意しましょう

  • バランスの良い食事をとりましょう
  • 十分な睡眠時間を確保しましょう
  • 体調の悪い日は外出を避けましょう

乳幼児や高齢者は特に注意が必要です

乳幼児

  • 乳幼児は体温の調整機能が未熟のため、熱が体にこもりやすいです。顔が赤くなっていないか、汗をたくさんかいていないか、十分に観察をしましょう。
  • 自分で水分補給したり、衣服を調整することが難しいため、周りの大人がこまめな水分補給を促し、適切な服装を選択しましょう。
  • 晴天の場合、照り返し等で地面に近いベビーカー内は気温が2度上昇することもあります。長時間の外出には十分注意しましょう。

高齢者

  • 体温調整機能が低下し、「暑い」と感じにくくなります。ご自身の体感だけではなく、温度計や湿度計の数字も参考に、服装選びや冷房の調整を行いましょう。
  • 体内の水分量が減少しています。3度の食事の他に、就寝の前後や入浴の前後など、のどが渇く前に積極的に水分をとるようにしましょう。
  • バランスの良い食事と睡眠時間を確保し、体調を整えましょう。

熱中症を疑ったときは

熱中症の症状

  • 手足がしびれる
  • めまい、立ちくらみがある
  • 筋肉のこむら返りがある(痛い)
  • 気分が悪い、ボーっとする
  • 頭ががんがんする
  • 吐き気がする、吐く
  • からだがだるい
  • 意識が何となくおかしい
  • 返事がおかしい
  • まっすぐ歩けない
  • 体があつい

熱中症の応急処置

声かけに反応がある場合

  • 涼しい場所への避難
  • 締め付けあるものを緩める(ベルトやボタン等)
  • 冷却(首の両脇、脇の下、足の付け根)
  • 水分摂取が可能な場合は水分や塩分の摂取を促す

声かけに反応がない場合

救急要請(119番)

イラスト:熱中症の応急処置
出典:熱中症環境保健マニュアル2018 p.24

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