ナラ枯れの発生状況

更新日 令和6年1月23日

茨城県では、森林病害虫のカシノナガキクイムシ(通称:カシナガ)によるコナラの枯死(通称:ナラ枯れ)が、令和2年9月に初めて確認されて以降、現在も被害が報告されています。

「ナラ枯れ」の特徴

  • 「カシナガ」は木の幹に、直径1.5~2.0ミリメートルの丸い穴をあけて食い入るため、木に無数の穴が見られます。
  • 穴からは、粉のように細かい木くずが排出され、幹の根元にたまります。
  • 紅葉前に葉が赤褐色に変色します。
  • 被害木は明るい林内の太い木に多く見られます。
  • 被害木からは、翌年、新しい成虫が飛び出し、健全な木を次々と加害します。

写真:ナラ枯れの特徴、カシナガ穿入孔、幹の根元に溜まった木くず、紅葉前に葉が変色したコナラ

常緑樹なのに立ったまま枯れている、又はナラやカシ類の根元に粉状の木くずが多量に吹き出ているのを見つけた場合は、ご連絡をお願いします。

「カシナガ」とは

一部の県を除いた本州、四国、九州各地で生息が確認されています。

成虫の体長は4.0~5.0ミリメートル。

ナラやカシ類(コナラ、ミズナラ、クヌギ、クリ、シラカシなど)を加害します。

新成虫は、5~10月(最盛期は6~8月)に被害木を脱出後、健全な木に飛来し、樹体内に穿入します。

写真:カシノナガキクイムシの成虫(森林総合研究所提供)

毒キノコ「カエンタケ」について

カエンタケとは、ナラ枯れ被害木の近くで発生することのある猛毒性のキノコです。

触れただけで皮膚に炎症を起こし、誤って食べた場合は死に至ることもあります。

カエンタケを見つけた場合、絶対に触れない・食べないよう気を付けてください。

写真:カエンタケ

ナラ枯れ被害木の発生場所

現在、市内の22か所でナラ枯れの発生が確認されています。

  • 板戸井公園
  • やまばと公園
  • こじゅけい公園
  • やまゆり公園
  • そよかぜ公園
  • かげろう公園
  • うららか公園
  • みずき野中央公園
  • 梅作公園
  • 郷州文化財公園
  • 北守谷4号緑地
  • 北守谷9号緑地
  • 北守谷10号緑地
  • 北守谷11号緑地
  • 北守谷12号緑地
  • 南守谷17号緑地
  • 南守谷18号緑地
  • 南守谷20号緑地(松風公園)
  • 北園森林公園
  • 土塔森林公園
  • 北守谷野球場
  • せせらぎの小道

ナラ枯れ被害木の処理

被害を受けた樹木は伐採し、「カシナガ」の飛散を防止するため、チップ化または焼却処分の後、ビニール等で梱包した上で処分場に搬入する対応をしています。

また、「カエンタケ」の発生抑制のため、伐採したナラ枯れの根株には、ビニール等で囲み薬剤により燻製処理を行っており、現時点で「カエンタケ」の発生は確認されていません。

自己所有地にナラ枯れの疑いがある被害木や、ナラ枯れと確認された被害木の処理については、土地所有者の責任において、処理を行っていただく必要があります。自己処理が難しい場合は、専門業者(造園会社等)に相談することをお勧めします。

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