国際姉妹都市からの来市
更新日 令和6年2月17日
守谷市は、ドイツ連邦共和国バイエルン州マインブルク市とアメリカ合衆国コロラド州グリーリー市の、2つの市と姉妹都市を締結しており、各姉妹都市から学生訪問団や市民団が守谷市にやってきます。
訪問団は滞在中、市内の一般家庭にホームステイし、近隣への観光や守谷市国際交流協会(MIFA)が主催する日本文化体験などを楽しみます。
令和5年度マインブルク市訪問団の来市
令和5年10月30日(月曜)から令和5年11月5日(日曜)までの7日間、ドイツ・マインブルク市から市長夫妻をはじめ13名が守谷市に来市しました。
通常は主に学生団員が派遣されますが、今回はマインブルク市市長 ヘルムート・フィヒトナー氏が就任されて初めての姉妹都市交流のため、市長夫妻ほか市職員・市議会議員等をお招きしました。
訪問団は10月30日に来日後、市内にあるアサヒビール茨城工場を見学した他、国際交流研修センターでの日本文化体験、市役所・給食センター・愛宕中学校訪問、県内・都内観光を楽しみました。
アサヒビール茨城工場見学
来日初日は、守谷市内で昼食をとった後、アサヒビール茨城工場を見学しました。
令和5年1月14日にリニューアルした「スーパードライ ミュージアム」では、ビールの製造工程などを映像とともに楽しむことができ、皆さんとても楽しんでいました。
マインブルク市との姉妹都市締結が、アサヒビールのホップに使われていたことが契機となっていたこともあり、少し感慨深さもありました。
表敬訪問
来日2日目の朝、市長表敬訪問を実施しました。
松丸市長をはじめ、多くの市職員がドイツの国旗を手に市役所入口に集まり、歓迎の意を表しました。
松丸市長は令和2年5月にマインブルク市長に就任したフィヒトナー市長と初めての対面になりました。
両市長はとても意気投合しており、他の訪問団も含めて、非常に活発に意見を交換し合っていました。
最後は今後もより両市の関係が深まるようにお互いの関係を継続していくことを確認しました。
給食センター・愛宕中学校視察・日本文化体験
表敬訪問後は、給食センターを見学し、給食を食べました。
訪問団の皆さんは、栄養バランスの考えられた給食のメニューや、価格の安さに感心されていました。
特に訪問団は、マインブルク市内の学校給食に課題を感じており、今回の見学を通じて、どのように給食が生徒たちに提供されていくのかを実際に目にすることができ、有意義な時間を過ごせたと後ほど伺いました。
昼食後は愛宕中学校を訪問し、授業を見学しました。
フィヒトナー市長をはじめ、今回の訪問団には元教員の方が複数名おられます。
学校見学はとても関心のあるテーマだったようです。
授業では愛宕中学校の生徒たちと交流を行い、双方楽しい時間を過ごしました。
愛宕中学校視察後は、守谷市国際交流研修センター(ログハウス)で、令和5年度も守谷市国際交流協会(MIFA)の協力のもと、日本文化体験を行いました。
訪問団は習字、お茶席、箏、着付け、折り紙、けん玉など、様々な日本文化を体験しました。
お茶席では、「普通のお茶と抹茶は何が違いますか。」や「お茶碗を回すのはなぜですか。」など、訪問団からは様々な質問があり、多くの関心が寄せられました。
一番人気は、着物体験でした。
女性は振袖、男性は袴に着替え、会場は華やかな空間となりました。
県内観光
来日3日目は、茨城県内の観光プログラムを行いました。
結城市にあるつむぎの館に到着した訪問団は、結城紬の機織りを体験し、コースターを制作しました。
結城紬は日本が誇る絹織物の一つであり、今も全行程が手作業で行われます。
機織りを体験した訪問団からは感嘆の声があがりました。
午後は笠間市に移動し、石切山脈を見学しました。
石切山脈は明治時代より使われた「稲田みかげ石」の採石場であり、広大な岩石帯から「石切山脈」と呼ばれるようになったそうです。
息をのむ光景に、皆じっと見入っているのが印象的でした。
都内観光・ウェルカムパーティー
来日4日目は、東京都内の観光プログラムを行いました。
訪問団は守谷駅に集合した後、電車で東京スカイツリーに向かいました。
当日は晴天に恵まれ、展望台からの眺めも良く、皆しばらく立ち止まって写真撮影をしていました。
東京スカイツリー見学後は浅草に移動し、昼食をとった後、浅草観光を楽しみました。
仲見世通りを行き来してみたり、浅草寺を見学したり、着物を着ているグループと写真を撮影したりと、皆思い思いの時間を過ごしました。
訪問団の一人はリサイクル着物を購入し、糸を解いてテーブルクロスやカーテンにリメイクしたいと話していました。
浅草からつくばエクスプレスに乗って守谷駅に戻った団員は、守谷市国際交流研修センター(ログハウス)に移動し、ウェルカムパーティに参加しました。
パーティには今夏に青少年海外派遣団員としてマインブルク市に滞在した学生や、ホストファミリーも参加し、はじめは緊張していた参加者でしたが、徐々に訪問団との距離が縮まりました。
訪問団からは、アコーディオンの演奏と歌の発表があり、会場は温かな雰囲気に包まれました。
パーティ後はホストファミリーと共に帰宅し、各々ホストファミリーとの時間を過ごしました。
ホームステイ期間は限られた時間ではありましたが、密度の濃い時間を過ごせたようです。
ホストファミリーとのお別れの際、感謝の気持ちを伝えあったり、「また連絡しましょう!」「今度はマインブルクに来てね!」など、声を掛け合いました。
令和4年度マインブルク市学生訪問団の来市
新型コロナウイルスの影響による事業の中止を乗り越え、3年ぶりに姉妹都市からの学生訪問団の受け入れを行いました。
令和4年9月20日から9月26日までの7日間、ドイツ・マインブルク市から学生7名と引率の議員夫妻、マインブルク市副市長が守谷市に来市しました。
様々な制限のある中での来市となりましたが、皆無事来日し守谷市での滞在や交流、県内・都内での観光を楽しみました。
それぞれの市のシンボルマークがデザインされたおそろいのTシャツを着た団員は、朝8時30分頃に羽田空港に到着し、来日初日から忙しい一日をスタートさせました。
表敬訪問

守谷市内で昼食を食べた後、守谷市役所を表敬訪問していただきました。
まだ来日したばかりで緊張感が漂う中ではありましたが、訪問団を歓迎した松丸市長に、団員たちは積極的に日本や守谷市についての質問をしていました。
自己紹介では、団員が滞在中にやってみたいことなどを話していただきました。
また、ラングウィーザー副市長は久しぶりの守谷市訪問に大変喜んでいる様子でした。
最後は、記念品の交換を行うとともに、松丸市長からそれぞれの団員に守谷市公式グッズなどの記念品が手渡されました。
日本文化体験
守谷市役所の表敬訪問の後は、守谷市国際交流研修センター(ログハウス)で、守谷市国際交流協会(MIFA)の協力のもと、日本文化体験を行いました。
団員は、「書道」「投扇興」「琴」を体験しました。
書道体験では、漢字の意味について熱心に質問する団員や、器用に似顔絵を描く団員など、それぞれ楽しんでいる様子でした。
また、例年男の子に人気の投扇興は、令和5年度も大盛り上がりでした。
琴の演奏体験では、苦戦しながらも曲を上手に弾き終えた時には歓声が上がっていました。
日本らしい貴重な体験に、団員は皆は興奮した様子で、団員同士も打ち解けあうことのできる場となりました。
県内観光
来日2日目は、茨城県内の観光プログラムを行いました。
最初に訪れたJAXA筑波宇宙センターではガイド付きの見学ツアーに参加し、普段は非公開のエリアである運用管理室やバックヤードを見学しました。
実際に使用された宇宙服などの展示に、皆興味津々な様子でした。
昼食を食べた後はアクアワールド茨城県大洗水族館に行き、頭上まで広がる大きな水槽や、大迫力のイルカショーで盛り上がりました。
お土産コーナーでは、水族館らしいものだけでなく、茨城県の名産品である「干し芋」を購入している団員もいました。
最後に立ち寄った大洗磯前神社では、宮司さんに温かく出迎えていただき、礼儀作法や装束の種類、絵馬などについての説明をしていただきました。
初めて神社を訪れた団員は皆、説明を真剣に聞いている様子で、宮司さんに質問をする団員もいるなど、とても貴重な時間となりました。
また、沿岸の岩に立つ神磯の鳥居を背にたくさんの写真を撮っている様子が印象的でした。
都内観光
来日3日目は、東京都内の観光プログラムを行いました。
団員は、上野恩賜公園の花園稲荷神社に立ち寄りつつ東京国立博物館を訪れました。
たくさんの重要な文化財を前に、皆真剣な目で展示を見て回っていました。
特に、刀剣の展示が人気で、多くの団員が集まっている様子が印象的でした。
昼食後は浅草に向かい、浅草寺を参拝した後、仲見世商店街などを散策しました。
たくさんの種類のお土産が売られており、団員は皆どれを買おうか迷っていました。
扇子や風鈴など、日本らしいお土産を購入することが出来たようでよかったです。
一日の最後には、東京スカイツリーに行きました。
ドイツには、スカイツリーほどの高い建物ないため、展望台からの大迫力の景色に皆圧巻されている様子でした。
足元の床がガラス張りになっている展望床でには少し驚きながらも、ガラス床の上を歩いたり、真下に広がる景色の写真を撮って楽しんでいました。
ウェルカムパーティー
来日4日目からはいよいよホストファミリーとの時間がスタート!
国際交流研修センター(ログハウス)でウェルカムパーティーを行い、団員の皆さんには自己紹介とオリジナルカレンダーの作成をしていただきました。
最初は会場全体に緊張感が漂っていましたが、ホストファミリーとのペアリングが発表されると、実際に会えた嬉しさから皆笑顔であふれていました。
お見送り
帰国日は早朝に守谷市役所に集合し、ホストファミリーとの別れを惜しみました。
3泊4日の短い滞在ではありましたが、週末の思い出を振り返り、涙するホストファミリーや団員も多くいました。
「また絶対に会おう!」「オンラインでお互いの言語を教えあおう!」など、これからの交流を約束し、羽田空港に向けて出発しました。
今後も末永くホストファミリーと団員との絆が続くといいですね。
過去の訪問団の来市の様子
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令和元年度グリーリー市学生訪問団来市の様子 (PDF 1.0MB)
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平成30年度マインブルク市学生訪問団来市の様子 (PDF 759.3KB)
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平成29年度グリーリー市学生訪問団来市の様子 (PDF 503.9KB)
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平成28年度マインブルク市学生訪問団来市の様子 (PDF 492.9KB)
訪問団の守谷市滞在中の様子を、写真とともに紹介しています。
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