幼児期の食事のポイント

更新日 令和6年1月26日

身に付けたい生活リズム・食習慣

幼児期に、望ましい生活リズムや食習慣を身に付けることは大切なことです。

早寝・早起き・朝ごはん

規則正しい生活は早寝早起きから!

生活リズムを整えていきましょう。

朝ごはんを食べることで、頭も体もスイッチON!

1日を元気に過ごすため、朝ごはんは必ず食べましょう。

イラスト:1日の生活リズムの例

食事やおやつは時間を決める

美味しく食べるためには、お腹の空くリズムをつけることが大切!

毎日同じ時間に食べることで、生活リズムも整います。

水分補給

基本は水かお茶にします。

牛乳や甘いジュースは飲みすぎ注意!

飲む場合はおやつとして時間や量を決めましょう。

バランスのよい食事

バランスのよい食事とは主食・主菜・副菜がそろった食事をいいます。

イラスト:主食・主菜・副菜・汁物をバランスよく。

主食・主菜・副菜の食品とはたらき

  • 主食
    ごはん・パン・めん類などの穀類、いも類(主に炭水化物)
    体を動かすためのエネルギー源
  • 主菜
    魚・肉・卵・大豆・大豆製品など(主にたんぱく質)
    骨や筋肉など体を作る
  • 副菜
    野菜・きのこ類・海藻類など(主にビタミン・ミネラル)
    体の調子を整える

毎食そろえられるとベストですが、数日単位でバランスが取れればOKです。

1日の食事の目安

イラスト:幼児食の目安

表の量はあくまで目安です。

適量は年齢・性別・身体活動量などによって個人差があります。

母子手帳などにある発育曲線に体重や身長を記録してみましょう。

曲線に沿って伸びていればその量がその子の適切な量となります。

備考
  • シラスなどの小魚や加工食品には塩分が多く含まれています。偏らずいろいろな食品を食べましょう。
  • パンの量について、ごはん1食分をパン1食分に置き換えた場合の目安量です。

食事マナー

感謝の気持ちを込めて食事の前に「いただきます」、食後には「ごちそうさまでした」のあいさつをしましょう。

おやつ

子どもは1度に食べられる量が少ないため、1日に必要なエネルギーや栄養素が3回の食事では補えないことがあります。

子どもにとって、おやつは「第4の食事」です。

お楽しみの時間だけでなく、足りないエネルギーや栄養素を補う役目を担っています。

おすすめのおやつ

おやつはお菓子よりも、不足しがちなエネルギーや栄養素が摂れるような補食になるものを与えましょう。

例えば、おにぎりやいも類、野菜、果物、ヨーグルトなどの乳製品がおすすめです。

市販のお菓子は、糖分や油分が多いので、できるだけ控えましょう。

飲み物は甘いジュースより、水かお茶、牛乳などを選びましょう。

時間と量と場所を決めて

おやつをダラダラ食べてしまうと、次の食事までにお腹が空かず、食べが悪くなってしまいます。

おやつは決まった時間決めた量を与えましょう。

遊びながらではなく、決まった場所で食べる習慣をつけることも大切です。

おやつの量

おやつは1日に必要なエネルギー量の約10パーセントから15パーセントといわれています。

年齢別1日のエネルギー必要量とおやつの目安量
  1日のエネルギー必要量 1日のおやつの目安量
1・2歳 男児 950キロカロリー 約100から150キロカロリー
1・2歳 女児 900キロカロリー 約100から150キロカロリー
3・4・5歳 男児 1300キロカロリー 約150から200キロカロリー
3・4・5歳 女児 1250キロカロリー 約150から200キロカロリー

(参考:日本人の食事摂取基準2020年版)

おやつは食事に影響しない量を与えましょう。

食事に影響する場合、おやつを2回与えているのであれば1回に減らしたり、1回で与える量を減らしたり、調整しましょう。

3回の食事で足りているのであれば、おやつは与えなくてもいいでしょう。

イラスト:おやつのカロリーは?

楽しく食べる

幼児期は「食べる力」を育てる大切な時期です。

食への興味が持てるよう、楽しく食べる経験を増やしましょう。

みんなで食べる

食べ物にまつわる会話を楽しみましょう。

  • おいしいね、どんな味がする?
  • 赤・緑・黄色・・・たくさんの色があってきれいだね
  • いいにおい!なんのにおいかな?
  • パリパリ・シャキシャキよく噛むといい音がするね など

食べられることの自信をつける

「食べきれた!」「おかわりしてたくさん食べられた!」という経験が子どもにとって食べられることへの自信になります。

いつもより少なめに盛り付けてみるなど、盛り付け量を調整して食べきることを目指してみましょう。

食べきれたら、たくさんほめることを忘れずに!

場所を変える、お弁当に詰める

食事の環境や、自身の体調・気分などで食欲は変化します。大人と同じです。

「楽しい!」「嬉しい!」気持ちで食べることができるよう工夫してみましょう。

  • たまにはお外でピクニック気分!
  • お弁当箱に詰めて、蓋を開けた時のお楽しみ! など

お手伝い

食材を見て、触って・・・食事の準備や料理のお手伝いなど、食に興味をもつきっかけを作りましょう

  • 一緒にお買い物
  • お箸を並べる、料理を盛り付けるなどの食事の準備
  • 食事が終わったら、食器を下げるなどの後片付け など

このページに関するお問い合わせ

こども未来部 おやこ保健課
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