1歳6か月頃の食事
更新日 令和6年1月26日
1歳6か月頃の様子
二語文が話せるように
言葉をどんどん発し、単語と単語をつなげて「ニューニュー(牛乳)ちょうだい」など具体的な話ができるようになっていきます。
短い記憶力も備わり、気に入ったものは自分から食べようとする意欲も旺盛!なんでも食べられるようになるために、「食事は楽しい!」という体験をできるだけ多くさせましょう。
イヤイヤ期
「これイヤ!」とそっぽを向いたり、手で退けたり、自分の気持ちをストレートに表現します。
自分でなんでもやりたがるけど、上手にできずに、ヤキモキすることも。
そんな時は、「スプーンを使いたかったんだね」、「……したかったんだね」と子供の気持ちをいったん受け止めて、子どもの気持ちを言葉に置き換えてあげると、気持ちが安定することもあります。
遊び食べ
せっかく準備した食事を「ぐちゃぐちゃ」「ポイッ!」としたり、口に入れたものを「べーっ」と出してしまったり・・・。
大人側はイライラしたり悲しくなったりしますよね。
でも、遊び食べは成長に欠かせない過程の一つです。
3歳くらいになると落ち着いてくるので、今は付き合ってあげましょう。
シートを敷いて汚れてもいい環境をつくるなど、後片付けしやすくしておくと、ママ・パパのイライラや負担も少なくなります。
1歳6か月頃の食事
1歳6か月頃の食事は、1日 朝・昼・夕食の3食と、2回の間食(おやつ)です。
3回の食事
3回の食事は「主食・主菜・副菜をそろえてバランスよく」を目指しましょう。
主食・主菜・副菜のメニューとはたらき
- 主食
ごはん・パン・めん類などの穀類、いも類(主に炭水化物)
体を動かすためのエネルギー源 - 主菜
魚・肉・卵・大豆・大豆製品など(主にたんぱく質)
骨や筋肉など体を作る - 副菜
野菜・きのこ・海藻類など(主にビタミン・ミネラル)
体の調子を整える
毎食そろえられるとベストですが、数日単位でバランスが取れればOKです。
間食(おやつ)
間食は午前中に1回、午後に1回、食事と食事の間に与えます。
間食は、3食の食事で不足しがちなエネルギーや栄養素が摂れるような補食になるものを選びます。
例えば、おにぎりやいも類、野菜、果物、ヨーグルトなどの乳製品がおすすめです。
飲み物は、水かお茶、牛乳などを選びましょう。
1歳6か月頃の食べにくい食品
この頃になると、奥歯がそろい始め、噛む力も少しずつ強くなりますが、まだまだ大人のように上手に噛むことは難しいです。
3歳頃までは、子ども成長に合わせた大きさや固さの食べ物で、食べる経験を増やすことが大切です。
子どもが「イヤイヤ」したり「べーっ」としたりしても、「嫌い」というわけではありません。
食べないからといって、すりおろしたり、混ぜ込んだりしてごまかしてばかりではなく、そのままの食品もチャレンジする機会をつくりましょう。
形や調理法を変えたら食べられた!ということもあります。
例えば・・・
根菜
薄くしたり、細かく刻むよりも、形があって柔らかいほうが、噛みやすいことがあります。
指でつぶせるくらいの固さに加熱してみましょう
葉物野菜
葉物は繊維があるので、クタクタに軟らかくなるまで加熱すると食べやすくなります。指でこすると潰れるくらいの加熱を目安にしてみましょう。
魚・肉
加熱しすぎると水分がとんで固くなりパサつきます。
水分が少なく、パサパサしたものは食べにくいため、魚はホイル焼きにしたり、ひき肉はあんかけにするなど、食べやすい工夫をしましょう。
この時期は根気よく、いろいろな方法でチャレンジしてみましょう。
この頃の食べ方・飲み方
スプーンに興味を持ったら練習開始!
無理して使わせようとせず、興味を持った時がチャレンジ開始!
うまくいかないときは、さりげなく器を支えるなどサポートしましょう。少しでも上手にできたらほめてあげましょう。
すくいやすい、刺しやすいように食べ物の大きさや固さを工夫するのもポイントです。
また、フォークは危険もあるため、スプーンが上手になってからでもいいでしょう。
はじめてのスプーンの選びかた
- 柄が短めで軽く、すくいやすいようスプーンの先は少し深さがあるもの
- すくう部分が子どもの口の幅の3分の2くらいのもの
- 持ち手が平らなものより厚みがあるもの
スプーンの持ちかた
- 子どもの手の発達に伴い、スプーンの持ちかたも変化します。
- スプーンの練習は、手の機能の発達に合わせて、楽しみながら練習をしていきましょう。
遊びの中で手や指の力をつけましょう
手や指の力がつくと、スプーンやフォークを使って上手に食べられるようになっていきます。
- 砂をスコップでバケツに入れる
- 手遊び歌をする
- ブロックの大きさを小さいものにする
- 新聞をちぎってみる など
指や手を使う遊びを取り入れると、力がついてきます。
お皿やお茶碗選びも同じくらい大切
すくったり、刺したり練習しやすい器を選びましょう。
深めの器だと食べ物が逃げにくく、すくったり、刺したりしやすいでしょう。
コップの練習をしよう
飲み物を飲むときに哺乳瓶を使っている場合は、そろそろ卒業して、コップを使って飲むようにしましょう。
浅いコップであれば、少し傾けるだけで飲み物が口に入るので飲みやすくおすすめです。
飲み物は少量入れてコップのみの練習をします。
はじめは、浅めでふちの薄いおちょこなどに、お茶や白湯を入れて飲ませてあげましょう。
コップは深さがなく、両手で持ちやすいものが使いやすいでしょう。
少し重みがあるもののほうが、安定感があって持ちやすいです。
おやつは時間を決めて
ごはんをしっかり食べるためには、生活リズムを整えて、お腹の空くリズムをつけることが大切です。
ダラダラ食べることも、次の食事に影響します。ごはんとおやつは時間を決めて食べましょう。
また、ごはんを美味しく食べるために、おやつとして市販の甘いジュースや油っこいお菓子は避け、補食になるようなおにぎりや果物などを決めた量だけ与えるようにしましょう。
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