第一次学校教育改革プラン(カリマネを中心に)

更新日 令和6年3月6日

令和元年度に学校教育改革プラン(第一次)を策定しました。

守谷型カリキュラムマネジメントを中核とし、児童の学びの質の保障と、安全で安心な教育環境の整備を推進しています。学校教育改革プラン(第一次)は、柱となる四つのプランから成り立っています。

プラン1 守谷型カリキュラムマネジメント

「働き方改革」による「学習効果の最大化」と「安全・安心の確保」を実現

次期学習指導要領の全面実施を目前に控え、教育現場では準備に余念がありません。特に小学校の外国語教育の充実に伴う授業時数の増加は、児童だけでなく教職員への負担も大きいものです。これにより小学校3年生の6時間授業日が増え、4年生以上は毎日が6時間になる予定です。

教員の担うべき業務に専念できる環境や児童生徒と向き合う時間を確保し、長時間勤務の働き方を改善することは急務です。その改善は児童生徒の学習の質の保障につながります。本プランでは、週3日を5時間授業日とし、児童生徒及び教職員の双方における日常の負担を平準化します。

教職員の「働き方改革」は、教職員の教材研究の充実や児童生徒と向き合う時間を確保します。質の高い授業は児童生徒の「学習効果の最大化」につながります。またゆとりのある放課後は、児童生徒の帰宅時刻の遅れを回避でき、安全・安心の確保につながります。

プラン2 市・学校いじめ対策本部の設置

子どもの命を守るいじめ対策本部

いじめ対策本部の設置により、学校現場においていじめの芽やいじめの兆候も積極的に「いじめ認知」として捉え、早期対応、早期解決を迅速に取り組める組織が整備されました。このことにより「いじめは誰にでも起こることであり、いじめ問題の対応は、子どもの命に係わる最重要課題」と捉えるようになりました。

いじめの未然防止は教職員だけでなく児童生徒が自ら「いじめは絶対に許されない」という意識をもつことが大切です。全教育活動を通して実践していくことが最も重要であり効果があると考えます。

プラン3 プログラミング教育の先取り

これからの未来を創る子ども達へ 守谷型EdTech(エドテック)の推進

子ども達が活躍する2020年代は、AIやIoTが発達する社会(以下Society5.0)を迎えます。未来の予測はきわめて困難であり、急激な変化を避けることができない状況です。Society5.0では、人間とコンピュータの関係は一層、密接になります。これからの社会を生きていく子ども達は、将来どのような職業に就くとしても、コンピュータを理解し活用していく力が求められます。

子ども達がコンピュータを効果的に活用していく力を付けるために、その仕組みである「プログラム」を学び「プログラミング的思考」を育成することが大切です。守谷市では、プログラミング教育を中核としたMORI・TECH(守谷型EdTech)を推進することで、新しい時代に必要な情報活用能力を育成します。

MORI・TECHは、企業・団体や地域の専門家との連携・協力を図りながら「社会に開かれた教育課程」を実現し、子ども達が秘めている可能性を発掘していきます。守谷市で学んだ子ども達が、創造力を発揮して、新しい社会で活躍することを期待しています。

プラン4 中央図書館との連携による学校図書館の充実

主体的・対話的で深い学びを支える学校図書館への転換

守谷市では学校図書館の「読書センター」「学習センター」「情報センター」の3つの機能を果たすため、「学校への団体貸出」、オンラインによる「学校間の相互利用」及び蔵書のデータベース化、学校図書館奉仕員の全校配置、ブックトークの実施を行うとともに、小中一貫教育を推進してきました。

プランでは、小中一貫教育をさらに推進し、9年間の系統的な図書館教育を実現することで、読書意欲や読書習慣を維持、生涯にわたって読書に親しみ、自ら課題を発見、解決へと導くための情報活用能力を育成していきます。ブックトークや読み聞かせなど従来の推進活動に加え、友人同士で本を紹介し合うビブリオバトル、読むことに積極的ではない児童生徒も参加する機会である読書会など、本を好きになる多様な契機を設けていくことで、主体的・対話的で深い学びを支える学校図書館への転換を図っていきます。

学校教育改革プラン(保護者向けリーフレット)

児童生徒及び教師の双方向における日常の負担の平準化

平成25年度より進めてきた守谷市保幼小中高一貫教育「きらめきプロジェクト」は保護者や地域の皆様のご協力により「高い評価」をいただいてきました。

守谷市では「未来を創る子どもたちを育むために」という願いを込め、「子育て王国もりや」実現に向けた学校教育改革プランを策定いたしました。プランは「守谷型カリキュラムマネジメント」を中核とした4つのプランから成り立っています。既成概念にとらわれず、従前の学校教育の常識を見直した「守谷型カリキュラムマネジメント」により、新しい学校教育のモデルを創造します。

守谷市の恵まれた教育環境を生かし、夏季休業や前・後期制を導入することで、週3日の5時間授業を確立することにより、児童生徒および教職員の日常の負担の平準化を図ります。

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