未成年の飲酒
更新日 令和6年1月23日
未成年の飲酒は禁止されています
法律で、未成年の飲酒は禁止されています。
しかし、子どもの目をひく演出などから、誤解を招くようなコマーシャルがテレビで流れており、今後は、市民が未成年のお酒の実態について、正しい知識をもつことが必要と考えています。
特にアルコールは、身近な依存性物質のひとつであり、「アルコール依存症」は、「薬物依存症」の一部に分類されます。
依存物質の例
- 抗精神薬
- シンナー
- お酒 など
薬物依存症
- 精神疾患に分類される
- アルコール依存症
- 覚醒剤依存 など
身体への影響
脳の発達に影響する「脳障害」
脳が成長している時期にお酒を飲むと、脳の神経細胞を破壊し、脳萎縮を早くもたらす危険があります。
第二次性徴(男らしさ、女らしさ)を遅らせる「性腺機能障害」
アルコールが二次性徴に必要な性ホルモンに悪影響を及ぼし、男子はインポテンツなどに、女子は生理不順や無月経になることがあります。
未成年者はアルコールを分解する酵素の働きが未発達
過度の飲酒をした場合、アルコールを分解する働きが大人に比べて少ないので急性アルコール中毒になる危険性が大人に比べ高くなります。
精神面への影響
一番恐いのは若者の「アルコール依存症」です。
依存症とは、簡単に言えばお酒を飲まないと落ち着かない状況になることです。
お酒を得るために借金などで周囲を巻き込みます。
最終的には、理性的な行動ができなくなり死の危険もあります。
また「アルコール依存症」は、飲酒開始年齢が若いほど発症するケースが多いとされます。
アルコール依存症の発症期間
中年男性の場合
15年から20年
中年女性の場合
5年から10年
未成年の場合
数ヶ月から2年
その他の「社会性への悪影響」
飲酒運転をしてしまい、交通事故を起こしてしまう。
退学、成績不振など学校生活に支障をきたしてしまう。
お酒を勧められたら
お酒の上手な断り方をマスターしよう
はっきり「飲まない!」と意志を伝えよう。
「いやだ」という意思をきっぱり相手に示すのが、ベストな方法。
それでも、しつこく勧められるときは、その場を去ることもひとつの手段です。
また、未成年者にお酒を勧めると、法律で罰せられることを伝えましょう。
飲まない理由があることをわかってもらおう
「部活動に支障が出るから」、「親と約束しているから」など、自分が大切にしていることを理由に断りましょう。
未成年者の飲酒はいけないと、正論を主張しよう。
未成年者にとって「飲酒しない」という選択は、法律の上からも当たり前のこと。
断っても何も悪くはないのだから、お酒を勧められても、自信を持って反論しましょう。
信頼できる大人に相談しよう
どうしても困ったときは、信頼できる大人に相談しましょう。
自分1人では、解決できることは限られています。
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