離乳初期(生後5~6か月)ごっくん期
更新日 令和6年1月26日
最初の1か月くらいは離乳食の舌触りや触感に慣れ、上手に飲み込めるようになることが目的です。
食べる量が少なくても大丈夫!様子を見ながら、焦らずゆっくり赤ちゃんのペースで進めましょう。
離乳食開始のサイン
離乳の開始時期は生後5か月から6か月頃が目安です。
次のような発達のサインを目安に、少しずつ離乳を始めましょう。
- 首のすわりがしっかりしている
- 支えてあげると座れる
- 食べ物に興味を示す
- スプーンなど口に入れても舌で押し出すことが少なくなる など
離乳食の開始や特定の食品の開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はありません。
食べられる月齢になったら、まずは1さじから、焦らずゆっくり進めましょう。
進めかたの目安
食べかたの目安
- 子どもの様子を見ながら1日1回1さじから始める
- 母乳や育児用ミルクは飲みたいだけ与える
調理形態の目安
なめらかにすりつぶした状態(ポタージュ状)
1回あたりの目安量
つぶしがゆから始めます。
おかゆに慣れたら、すりつぶした野菜等も試してみます。
さらに慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚・卵黄等を試してみましょう。
初期は1回あたりの目安量は決められていません。
この頃の赤ちゃんのメインの栄養は、まだまだ母乳や育児用ミルクです。
1日のスケジュール例
始めの1か月は、離乳食は1日1回、母乳や育児用ミルクは授乳のリズムに沿ってほしがるだけ与えます。
ポイントは午前中の授乳前に離乳食を与えること。
もし、「アレルギーかな?」と思ったときに、病院に行きやすいためです。
1か月のスケジュール(目安)
まずは1日1さじからスタート!
慣れてきたら、少しずつ量や食材の種類を増やしていきましょう。
歯の萌出と摂食機能の目安
口を閉じて取り込みや飲み込みができるようになります。
舌は前後に動き、口に入ったものを舌で前から後ろへ送り込んで、ごっくんと飲み込むことができるようになります。
離乳食の食べさせかた
- スプーンの先に少量の食べ物をのせて、下唇の中央にあてて自然に口が開くのを待つ。
- 下唇にスプーンを置いたまま、口が開いたら上唇がおりてくるのを待つ。
- スプーンを水平に引いて、ごっくんと飲み込んだかを確認する。
これを繰り返します。
食べさせる姿勢
赤ちゃんの顔・表情が見えるように、膝の上で抱っこして支えます。
前かがみ過ぎても食べにくく、後ろに反りすぎるとむせやすくなるので、やや後ろに傾けると飲み込みやすいでしょう。
注意しましょう!
はちみつ
はちみつにはボツリヌス菌という菌が含まれていることがあります。
この菌は赤ちゃんでは処理できず、乳児ボツリヌス症にかかり、命にかかわることも。
予防のために、満1歳になるまでは与えません。
牛乳
アレルギーの心配があるため、牛乳を飲用するのは1歳を過ぎてから。
1歳前でも離乳中期頃から、加熱すれば離乳食の調理で活用できます。
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