離乳後期(生後9~11か月)かみかみ期
更新日 令和6年1月26日
離乳食は決まった時間に与え、食事のリズムを大切に3回食に進めましょう。
慣れてきたら、大人と同じリズムで家族一緒に楽しい食事ができるようにしましょう。
また、鉄やビタミンDが不足しやすいので、離乳食の食材に赤身の魚やお肉、レバーなどを積極的に取り入れましょう。
調理に使用する牛乳の代わりに育児用ミルクを使用するのもよいでしょう。
進めかたの目安
食べかたの目安
- 食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていく
- 共食を通じて食の楽しい体験を積み重ねる
調理形態の目安
歯ぐきでつぶせる固さ(目安はバナナくらいの固さ)
1回あたりの目安量
あくまで目安量なので、母子手帳などにある発育曲線に体重や身長を記録してみましょう。
曲線に沿って体重が伸びていれば、その量がその子の適切な量となります。
穀類
全がゆ:90グラムから軟飯:80グラム
野菜・果物
30グラムから40グラム
たんぱく質
以下のいずれか
- 魚:15グラム
- 肉:15グラム
- 豆腐:45グラム
- 卵:全卵2分の1個
- 乳製品:80グラム
1日のスケジュール例
1回目と2回目は、今までどおりの時間と量を与えます。
3回目は、1・2回目より少ない分量でスタートします。
慣れてきたら1・2回目と同じくらいの分量に増やしていきます。
授乳は、離乳食後に与えるほかに授乳のリズムに沿って与えます。
母乳は欲しがるだけ、育児用ミルクは1日2回ほど与えましょう。
3回食に慣れてきたら、大人と同じ時間に調整していきます。
3回目の離乳食は時間が遅くならないようにしましょう。
2回目と3回目の間が空いてしまい、お腹がすくようであれば、間食を入れましょう。
1歳近くなる頃には、朝も早い時間に調整し、大人と同じ時間のリズムを作れるといいですね。
歯の萌出と摂食機能の目安
歯は、1歳前後で前歯が8本生えそろいます。
舌やあごを、前後・上下・左右に動かせるようになります。
バナナ程度の固さのものを前歯でかじりとり、歯ぐきでつぶせるようになります。
繊維質のものやパサついたものは、まだまだ食べにくさがあるので、とろみをつけて食べやすくしてあげましょう。
食べるときの姿勢
離乳中期と同じく、足の裏が床や椅子のステップにしっかりつくように座らせましょう。
足の裏がしっかりつくことで、噛むときに力が入りやすくなります。
やや前傾した姿勢がとれるようにすると手づかみ食べがしやすくなります。
手づかみ食べも少しづつ!
手づかみ食べは、食べることの自立へつながる大事な学びです。
食べ物を目で見て、手指でつかんで、口に運んで・・・と、自分で食べる練習です。
口に詰め込みすぎたり、食べこぼしたりしながら、1口量を覚えていきます。
ちょうどこの頃は、食べることへの興味もアップする時期です。
野菜やサツマイモの輪切りなどの円盤状、野菜のステック状、おにぎりなど手づかみしやすいメニューを取り入れましょう。
また、後片付けがしやすいよう、エプロンをつけたり、テーブルの下にビニールシートや新聞紙を敷くなど汚れても大丈夫な環境を作りましょう。
後片付けがしやすければ、ママ・パパのイライラも少なくなります。
9か月からフォローアップミルクを使うべき?
離乳食をよく食べ、離乳が順調に進んでいるのであれば、フォローアップミルクは必要ありません。
鉄欠乏のリスクが高い場合や、適当な体重増加がみられない場合は、活用を検討しましょう。
注意しましょう!
鉄の不足に注意しましょう
生後6か月以降は鉄が不足しやすいため、鉄の多い食材(赤身の魚やお肉、レバー、ほうれん草や小松菜などの緑の濃い葉物、大豆など)を取り入れましょう。
調理が大変であれば、ベビーフードを活用するのもいいですね。
また、調理に使用する牛乳の代わりに育児用ミルクを使用するといいでしょう。
はちみつ
はちみつにはボツリヌス菌という菌が含まれていることがあります。
この菌は赤ちゃんでは処理できず、乳児ボツリヌス症にかかり、命にかかわることも。
予防のために、満1歳になるまでは与えません。
牛乳
アレルギーの心配があるため、牛乳を飲用するのは1歳を過ぎてから。
1歳前でも離乳中期頃から、加熱すれば離乳食の調理で活用できます。
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