離乳完了期(生後12~18か月)ぱくぱく期

更新日 令和6年1月26日

1日3回の食事のリズムを大切に、生活リズムを整えていきましょう!

また、不足しがちなエネルギーや栄養を補うために1日1・2回、間食を入れましょう。

進めかたの目安

イラスト:離乳の進め方の目安

食べかたの目安

  • 1日3回食事のリズムを大切に、生活リズムを整える
  • 手づかみ食べにより、自分で食べる楽しみを増やす

調理形態の目安

歯ぐきで噛める固さ(目安は肉団子くらいの固さ)

1回あたりの目安量

あくまで目安量なので、母子手帳などにある発育曲線に体重や身長を記録してみましょう。

曲線に沿って体重が伸びていれば、その量がその子の適切な量となります。

穀類

軟飯:90グラムからご飯:80グラム

野菜・果物

40グラムから50グラム

たんぱく質

以下のいずれか

  • 魚:15グラムから20グラム
  • 肉:15グラムから20グラム
  • 豆腐:50グラムから55グラム
  • 卵:全卵2分の1個から3分の2個
  • 乳製品:100グラム

1日のスケジュール例

1日3回の離乳食と1・2回の間食で必要なエネルギーや栄養素がほとんどとれるようになります。

しっかり離乳食が食べれていて、赤ちゃんが欲しがらなければ授乳を減らしてもいいでしょう。

間食は、お菓子よりもおにぎりやいも類、くだもの、ヨーグルトなどの乳製品がおすすめです。

飲み物も甘いジュースより、水やお茶、牛乳などがおすすめです。

飲み物はコップで飲むようにしましょう。

間食を食べることで、離乳食を食べなくなってしまう場合は、間食2回なら1回に減らしたり、量を少なくします。

また、お腹が空かないと食べが悪いので、ダラダラ食べないように時間を決めることも大切です。

12から18か月頃のスケジュール例として、午前8時から午後6時まで4時間ごとに離乳食または母乳・ミルク、午前10時と午後3時に間食をし、足りないエネルギー・栄養素を補いましょう。

歯の萌出と摂食機能の目安

イラスト:口の中の動き 前後・上下・左右に細かく自由に動かすことができるようになる

歯は、1歳前後で前歯が8本生えそろいます。

離乳完了期の後半ごろに奥歯(第一乳臼歯)が生え始めるため、歯を使って食べるようになります。

前歯でかじりとり、歯ぐきで噛みつぶすことができます。

舌も大人と同じように前後・上下・左右に細かく自由に動かすことができるようになります。

食べるときの姿勢

イラスト:手を下にしたときに肘がテーブルにつくくらい、足の裏が床やステップにつくとよい

自分で食べやすいように、テーブルと赤ちゃんの距離を縮めてあげましょう。

座って、手を下ろしたときに肘がテーブルにつくくらいの高さに調整します。

足の裏は床やイスのステップにつくようにします。

届かない場合は、足元に雑誌などを使って、足がつくようにしてあげましょう。

練習しましょう!

手づかみ食べ

手づかみ食べは、食べることの自立へつながる大事な学びの時間です。

食べ物を目で確かめて、手指でつかんで、口に運んで・・・と、自分で食べる練習です。

最初は上手につかめなくても、繰り返すうちに上手につかんで口まで運ぶことができるようになります。

「つかんで口まで運ぶ」この動作はスプーンやフォークを使う動作にも似ているため、十分に手づかみ食べをさせましょう。

手づかみ食べを十分にさせてあげるためには、大人が余裕をもってゆったりと構えて赤ちゃんに接することも大切です。

手づかみしやすいメニューを

野菜やいも類を輪切りにしたもの(円盤状)、野菜やパンのステック状、おにぎりなど持ちやすい形状にして出してあげましょう。

おにぎりは周りに海苔やきな粉をつけてあげると手がベタベタしにくくなるのでおすすめです。

汚れても大丈夫な環境を

最初は上手にできないため、口まで上手に運べずにこぼしてしまったり、床にポイっと捨ててしまうことも。

エプロンをつけたり、テーブルの下に新聞紙やビニールシートを敷いて汚れても片づけやすいような環境を整えるとよいでしょう。

お手拭きや雑巾も用意しておきましょう。

環境を整えることでママ・パパのストレスや負担を軽減できるでしょう。

お腹を空かせて、「食べたい!」気持ちを

お腹がすかないと食べられないのは大人も子どもも同じです。

たくさん遊んで体を動かしましょう。

規則的な食事のリズムも重要なポイントです。

自分から食べる行動を起こすために、お腹を空かせることが大切です。

コップ飲み

イラスト:コップ

飲み物を飲むときに哺乳瓶を使っている場合は、そろそろ卒業して、コップを使って飲むようにしましょう。

コップを使うことで、食べるときの口や舌の動かしかたが身につくといわれています。

浅いコップであれば、少し傾けるだけで飲み物が口に入るので飲みやすく、おすすめです。

飲み物は少量入れてコップ飲みの練習をします。

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