絵画
更新日 令和7年8月8日
絵馬
八坂神社所有の絵馬は慶応2年(1866年)2月、当時守谷町の斉藤徳左衛門、同藤兵衛、平尾丈助、布川村(現利根町)の伊勢屋平八、江戸八丁掘(現東京都中央区)の和田屋三右衛門らが奉納したものです。
筆者は、狩野派の画家狩野友信で、その図柄は八坂神社の祭神「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治するという神話に基づく雄壮な場面です。
狩野友信は明治以後洋画に志し、明治12年(1879年)から開成学校及び東京大学予備門で絵画を教授し、後に東京美術学校(現東京芸術大学)の教授となりました。

熊野観心十界曼荼羅
熊野観心十界曼荼羅(熊野観心十界図)とは、熊野比丘尼が絵解きに使用したという極楽・地獄を含む様々な世界(十界)および、輪廻、生老病死などを示す絵画の総称です。日本各地に数十点の存在が確認されており、本図もその一点に数えられます。関東地方に残る極めて希少な資料かつ貴重な有形文化財です。
絵師の詳細はわかりませんが、十王の面相などより、狩野派風の人物に秀でた人と考えられます。また植物の描写が優れている点も特筆すべき点です。制作年代は、江戸時代・18世紀であると推定されます。
- 所蔵:清瀧寺(守谷市板戸井)
- 一般公開:毎年8月1日から20日(注記)公開日は予告なく変更になる場合があります

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