書跡

更新日 令和7年8月7日

六字名号(ろくじみょうごう)

本作は、浄土宗大本山増上寺第36世の祐天(1637~1718)の揮毫した六字名号である。
縦長の画面の中央に「南無阿弥陀仏」と大書され、比して小さな名号が、向かって右に5、左に4つ揮毫される。中央の六字名号の下部に「祐天」の銘と花押が記され、作者が祐天であることが知れる。本図の書風は、祐天の名号に特徴的な、丸みを帯びたものである。

祐天寺第6世の祐全によって寛政9年(1797)に書かれた銘文では、祐天の筆で相違ない旨が示されている。寺伝では、この年に本図とあわせて木造祐天上人坐像も寄進されたとされている。

  • 所蔵:雲天寺(守谷市本町)
  • 一般公開:なし

銘文

箱蓋表書「祐天上人御名号」
箱蓋裏書「祐天上人真筆」(刀水)
箱小口書「祐天上人/真筆/祐天寺三六世」(□水□蔵)
紙背銘「表六字絹地十念御名号者増上寺/三十六世当寺開山前大僧正/明蓮社顕誉上人愚心祐天大和尚/染筆無疑者也/寛政九丁巳天(1797)五月十五日/明顕山祐天寺六世/得誉祐全(花押)」

ろくじみょうごう
雲天寺蔵 六字名号

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