和久田み春さん(語り手・ナレーター)

更新日 令和5年4月10日

読み聞かせをする和久田み晴さん

「語り」には人間性が現れる

中央図書館の「おはなしボランティア養成講座」で講師を務める、市内在住の和久田み晴さん。テレビ番組のナレーションや声優として、声のお仕事で活躍しています。

最初に和久田さんが声の仕事に興味を持ったのは、小学生の頃、友達と遊びで録音したラジオごっこから。その後、高校生になって、アルバイトで貯めたお金で、試しに声優養成所の日曜クラスに通ってみたところ、「なんて楽しいんだろう!」とすっかりのめり込み、プロの世界へと続けていくことを決心したそうです。

そんな和久田さんが今、挑戦を続けている技が「語り」。語りとは、絵本から小説まで、物語を声、ときにはCDや生演奏の音楽を交えながら、音だけで伝えること。「眠くなっちゃうようなイメージを持つ方もいますが、ストーリーに入り込んで、中には涙を流しながら聴き入ってくれる方もいるんですよ」と振り返ります。
声優養成所の授業で「語り」と出会ってから、声優とは異なる表現の魅力に惹かれ、自分でも都内を中心にギャラリーなどで「語りライブ」をして、「語り」に磨きをかけてきたそうです。

「語りは、朗読以上一人芝居未満と言われていて。本を読んだときに、自分の頭に浮かぶ映像を、声だけで表現できるよう意識しています」

現在は市内在住の演奏家の方と、音とお話のユニット「おとばな」を組んで、学校・保育所などの芸術鑑賞会やイベントなど、市内での活動にも力を入れている和久田さん。「語りや読み聞かせには、語り手の人間性がそのまま出ると思うんです。
自分の経験の全てが、表現に活かせればいいなと思います」と笑顔で話す和久田さん。これからも、声で人を楽しませていくことでしょう。

語りをする和久田み晴さん

読み聞かせをする和久田み晴さん

図書館で読み聞かせ講座をする和久田み晴さん

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