塩澤隼人さん(技能オリンピック国際大会CNC旋盤銀メダリスト)

更新日 令和7年4月11日

塩澤隼人さんの写真

新たな世代に日本の技術を

若手技術者が、様々な分野の技術を競う技能五輪。その競技のひとつ、プログラミングにより金属を加工するCNC旋盤競技に日本代表として2022年国際大会で銀メダル獲得、2023年の茨城県表彰で知事奨励賞を受賞した塩澤隼人さんにお話を伺いました。

守谷市出身の塩澤さんは、幼い頃から手先が器用で、小学校の頃は、近所に住む祖父の高橋順一朗さんと一緒にイスを作ったり、レゴで遊んだりしていたそうです。
高校からは、日立工業専修学校でモノづくりを学ぶことに。複雑な形が出来上がる金属加工に夢中になっていきました。高校3年生の夏、野球部に所属していた塩澤さんは、最後の大会前にケガで練習に参加できなくなってしまいましたが、「技能五輪目指してやってみないか」と教員に声をかけられ、授業以外でも本格的に技術を磨くことに。

日立インダストリアルプロダクツに入社してからも、朝から晩まで訓練に励んでいた塩澤さん。そんな塩澤さんを支えたのは、指導員の石田さんと阿部さん。過去大会で優秀な成績を収め、その技術を若い世代に継承している指導者です。石田さんの指導は特に厳しく、全く褒めてもらえなかったんだとか。そんな時に、フォローしてくれたのが阿部さん。
「石田さんの厳しさで技術が伸びたけど、阿部さんのフォローがなかったら潰れてたかも(笑)指導してくれたのがあの二人で良かった」と指導員への思いを打ち明けてくれました。細かいミスに悩み、やめてしまいたいと思ったこともあったそうですが、二人から励まされ、努力を続けられたそうです。

技能五輪で準優勝に輝いた後、現場でモノづくりを経て、現在は設計の勉強に取り組んでいます。現場と設計両方の経験を活かし、現場のことも考えた設計者を目指しているそうです。
「今後は指導者として、次の若手選手を世界で優勝させたい」と、今後の意気込みを語ってくれました。塩澤さんの技術は、新たな世代に引き継がれていくことでしょう。


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