福岡広冶さん(守谷市ボッチャ協会会長)

更新日 令和6年7月10日

福岡広冶さんの写真

ボールを投げればコミュニケーションが生まれる。

パラリンピックの正式種目になっている競技「ボッチャ」。2021年東京パラリンピックでの日本代表金メダル獲得もあって、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

今回紹介するのは、そんなボッチャ競技の全国大会「ボッチャ東京カップ2024」にTEAM MORIYAとして団体戦3人で出場し、準優勝に輝いた福岡広治さん。この大会は老若男女、障がいの有無も関係なく誰でも参加することができるインクルーシブ大会として実施されており、TEAM MORIYAは予選会から参加して勝ち上がり、本戦初出場にして強豪たちを破って昇りつめました。

2019年、当時小学6年生だった娘の彩音さんがボッチャを知ってもらおうと、常総運動公園のスポーツフェスティバルでの体験会開催を市民提案型協働事業で提案したことがきっかけ。彩音さんを応援してボッチャについて調べていくうちに、いつしか父である自分の方がボッチャの魅力に惹かれていったそうです。

YouTube で選手の動画を見て戦術を研究し、自宅の廊下でも練習に取り組んだ福岡さん。「大会で結果が出せたことはもちろん嬉しいですが、それ以上に、たくさんの人と交流できたことに何よりやりがいを感じます」と話してくれました。

福岡さんは、2021年に守谷市ボッチャ協会を設立。守谷駅前で毎月開催するふるさ都市もりや朝市での体験会や、小学校の児童クラブでの子どもたち向けの体験学習など、ボッチャに親しんでもらえる機会を提供しています。

「ボッチャの良いところは、年齢、性別、障害の有無に関わらず、一緒に楽しめるところ。大会でも相手の投球を褒め合いますし、誰でも、難しいルールを説明しなくても、ボールを投げてみれば、そこからコミュニケーションが生まれるんです」と、ボッチャについて熱く語ってくれました。

今後は茨城県外で開催されるボッチャ大会に選手として遠征したり、長野県で開催される能登半島地震復興祈願ボッチャ大会に審判員として行ったりと、ボッチャに関わる活動が広がる福岡さん。「守谷でも「市長杯」のような大会ができるようにしたいですね」と目標を話してくれました。


ボッチャ東京カップで、準優勝時の表彰式の様子

福岡さんとボッチャをプレイする仲間の方々の集合写真

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