松田隆行さん(ハンググライダーパイロット)

更新日 令和7年8月20日

写真:松田隆行(ハンググライダーパイロット)さんの写真

子どもの頃に夢見た景色を。

風に乗って自由に空を飛ぶことができるハンググライダーをご存じですか? 守谷市在住の松田隆行さんは、ハンググライディングフライトコンテストの滞空時間を競うデュレーション部門で、11時間12分の国内記録を持っています。今回は、遊び心 に溢れる松田さんにお話しを伺いました。

松田さんがハンググライダーに出会ったのは今から14年前のこと。趣味のサーフィンをしているときにモーターパラグライダーを見て、「空にも遊ぶ場所がある」と気付きスクールの門を叩いたそうです。「いわゆる中年デビューです」と笑う松田さん。仕事で忙しい合間に通い続け、空を自由に飛ぶことができる技能証を取得するのに約9年もかかったといいます。同期や後輩に先を越されることが多かったそうですが、「先に経験した人たちの失敗から学び、慎重に進めたことが、今の成功につながっていると思います」とのことでした。

ハンググライダーにはエンジンやモーターなどの動力はなく、風や上昇気流を利用し飛行します。機体に対して1本のベルトだけで体を吊り下げ、時に高度は2000メートルより高く上がることも。始めたばかりの頃は少しの距離を飛ぶのもとても怖かったそうです。それでも続けることができたのは、空が自由で楽しいから。「やっぱり空を飛ぶってすごいことなんです。生身の体のまま雲の横を飛ぶという、子どもの頃に夢に見たことができているんですから」と目を輝かせて話してくれました。

2023年、石岡市の足尾山から自身の憧れだった猪苗代湖到達までの148・45キロメートル (5時間40分)のフライトを果たした松田さん。山の向こうから西日を浴びてキラキラと光る猪苗代湖が見えた時の高揚感は「一生忘れられない」と語ってくれました。

次の目標は240キロメートル以上飛び、国内記録を出すこと。決められたタスクを飛ぶ競技フライトより、自分で自由に行先を決められるフリーフライトが好きだという松田さん。記録を追い求めるとともに、「空を自由に飛べることってすごくロマンがあると思うんです」と、楽しむことを忘れません。今後のご活躍をお祈りしています。

写真:松田隆行さん(ハンググライダーパイロット)の写真
守谷市から通える距離に、優秀なパイロットたちが集まるエリアがあったことが、人生を変えたという松田さん。「仕事も人生も、仲間と高め合うことが大事」と、成功の秘訣を教えてくれました。

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