中村淳志さん(レンコン農家)
更新日 令和7年9月10日
レンコンが引っ張てきた「縁」
生産量、出荷量ともに全国トップを誇る茨城県のレンコン。霞ヶ浦が産地として有名ですが、実は守谷にもレンコン畑があります。今回は、守谷沼の近くでレンコンを作っている中村さんにお話を伺いました。
中村さんがレンコン農家を始めたのは約10年前。元々勤めていた会社が霞ヶ浦にあり、日常的にレンコン畑を見ていたことがきっかけで、レンコン作りにたどり着きました。実際に作業をして、レンコン作りの大変さを痛感しましたが、「家族を養うためにはやるしかない」という思いと、国が新規就農を後押ししていたことも決め手となり、レンコン農家の道を突き進んでいきました。
そうしてレンコン農家を始めた1年目の6月、突然のひょうが畑を襲いました。ボロボロの葉っぱを前に絶望しましたが、何とかしようと肥料を買いに農協へ。そこでたまたま話しかけた方が、土浦でレンコンを作っている大先輩で、相談に乗ってくれたそうです。その後縁あって再会し、レンコン作りのノウハウや種を伝授されました。今、中村さんが作っているレンコンはその時の種で、今でも交流は続いているのだとか。
中村さんのレンコンへのこだわりは、なんといっても新鮮さ。夜中から収穫を始め、その日のお昼には直売所に並べられます。また、傷つかないよう丁寧に収穫しているため、つるりとした輝くような白さが特徴で、贈答用としても喜ばれています。「うちのレンコンを楽しみにしてくれていて、喜んでもらえることがやりがいにつながっています」と、嬉しそうに話してくれました。さまざまな人との出会いや関係性は、「全部レンコンが引っ張ってきてくれた」と、レンコン農家を始めて得られた多くの縁に思いをはせる中村さん。レンコンが人と人をつなぎ、広がっているのだと感じます。
そして今年の4月からは、息子の和(やまと)さんも作業に参加。教えたことを学んで、自分で見て考えていってほしい、と跡継ぎへの期待をにじませます。これからも、この美味しいレンコンが守谷で味わえることが楽しみです。

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