塚本浩一さん(守谷高校 剣道部総監督)

更新日 令和8年1月9日

守谷高校 剣道部総監督塚本浩一さんの写真

心を育てる。

全国大会で優勝12回、準優勝15回を誇る剣道の名門・茨城県立守谷高等学校。今回は、そんな輝かしい実績を持つ守谷高校で37年間にもわたり剣道部を指導する塚本さんにお話を伺いました。

塚本さんが剣道の指導者を志したきっかけは、大学3年生の頃のこと。当時所属していた剣道部監督の勧めで始めた少年剣道の指導でした。「まだ小さい子どもたちが履物をしっかりと揃えて整列し、大声で道場訓を読み上げる。この姿を見たときには鳥肌が立ちました」と子どもたちの規律を重んじる姿勢に胸を打たれたようです。さらに「この子たちは、全国3位という誇れる成績を残しながらも悔しがる向上心を持っているんです。そんな子たちを見て、子どもたちを指導する仕事も良いなと思いました」と当時を語る塚本さん。実家が3代続くパン屋であったため、両親から後を継ぐことを期待されていましたが、剣道部監督から「お前のような生徒の気持ちが分かるやつは教師にならなくてはいけない、両親は私が説得するから教師を目指せ」と後押しをされ、教師の道へ進むことに。その後、昭和63年に守谷高校に赴任することになりました。

塚本さんが生徒に指導している中で重視しているのは、人間力。他校から塚本さんに指導方法を教わりに来た際も、まずは心の育て方から教えるという徹底ぶり。「人に気を遣える選手になりなさい、気を遣われる選手は、たとえ剣道が強くても主力選手にはなれない」と生徒にも伝えているそうです。

また、塚本さんは、どんな相手との練習試合でも、必ず主力選手で臨むそうです。それは自身の経験から。赴任した当初、強豪校との練習試合をしても相手をしてくれるのは、守谷高校の選手と実力が拮抗した「控え」の選手ばかり。そんな中で、遠征で向かったある強豪校は主力選手を試合に出してくれることに。技術力の高い選手と試合ができることを喜ぶ一方で、試合では歯が立たず、相手監督に続きの試合は控えの選手でも構わないと伝えました。ところが、「この子たちと試合をしたいから来たのだろう。納得いくまで試合をしよう」と試合を続けてくれたそうです。結果として団体戦10試合をとおして一人も勝つことはできませんでしたが、相手監督への感謝から試合後に涙が止まらなかったのだとか。

最後に、塚本さんに今後の目標をお聞きしたところ、「剣道を支えてくれた妻、それと孫に家族孝行をしたい」と笑顔でお話しをしてくれました。

指導中の塚本総監督

塚本さんの生徒たちは、卒業後も素晴らしい実績を上げており、令和7年11月3日には、教え子の高橋萌子選手が全日本女子剣道選手権大会で優勝を果たしました。

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